2022年8月16日火曜日

巣の仕上げをするムモントックリバチ

 ムクノキの幹でムモントックリバチが巣の仕上げをしていました。
カメラを構える前に飛び去ったのですが、ドーム型の巣はちょうど巣口が閉じられたばかりのようで、最後に泥を加えた部分がまだ湿っています。このハチの営巣は以前に何度か見る機会があって、巣口を閉じた後、仕上げに植物の繊維で上塗りすることが分かっているので、そのまま帰りを待つことにしました。
ハチは予想通り15分ほどで黒っぽく濡れた球を抱えて戻ってきて、早速上塗りを始めました。この材料は何らかの植物を細かくかみ砕いたもののようで、乾くと白っぽくなります。おそらく防水か、カムフラージュのためでしょう。かなり念入りに塗り付けていきます。3~4分作業を続けると新たな材料の調達に飛び立ち、10分ほどで戻ってきてまた作業を始める、という繰り返しを1時間足らずの間見ていましたが、5回目に飛び去ったのを見届けてからその場を離れました。その後もまだ作業が続いたのかどうかは分かりません。最後の写真は上塗りをされた巣の表面で、材料が植物の繊維であることが見てとれると思います。








(2022.08.11・明石公園)

0 件のコメント:

コメントを投稿