2023年2月3日金曜日

サトオオトガリキジラミ

 いつもの公園で、同行の虫仲間が持参されたビーティングネットに落ちてきた大きなキジラミです。形はトガリキジラミですが翅端まで6mmほどもあって、こんなサイズの種は見たことがないので驚きました。いつもの「山陰地方のキジラミ図鑑」を見るとオオトガリキジラミ属 Epitrioza の一種のようで、掲載されている3種はどれもよく似ていますが、翅脈を見るとサトオオトガリキジラミ Epitrioza yasumatsui に該当するようです。アキグミに寄生するそうですが、この個体は枯葉の残ったアベマキの枝から落ちてきました。この公園内でアキグミを見た記憶はないのですが、これまで見落としていたのか、偶然他所から飛んできたものか、あるいは園内に多いナワシログミで発生しているのかも知れません。



(2023.01.31・明石公園)


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