2023年9月24日日曜日

ナシグンバイ・産卵と幼虫の脱皮

 サクラの葉裏を見上げているといやでも目に付くナシグンバイ Stephanitis nashi 。それを目当てにやってくるこんな捕食者やこんな寄生者を探していたのですが見つからず、かわりにちょうど産卵中の♀がいました。

腹端を葉面につけ、わずかに前後に揺するように動かしています。

しばらくその姿勢を続けていましたが、やがて立ち上がって離れていきました。

邪魔をしなければまだ産卵を続けたのかも知れません。

立ち去った後の産卵痕。葉面から火口のように突き出しているのが卵殻の上部だと思います。

別の葉で脱皮を始めていた幼虫です。まだかなり小さく、初齢-2齢か2齢ー3齢だと思います。




脱皮を終えた幼虫の体長は約1.5mmでした。

(2023.09.20・明石公園)

2 件のコメント:

  1. ご無沙汰しております。
    ナシグンバイの幼虫の脱皮、驚きました。
    あいかわらずのすごい写真です。
    このころの複眼は未発達なのでしょうか。
    梅鉢の紋みたいで愛嬌がありますね。

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  2. sizenkansatuさん、お久しぶりです。
    コメントありがとうございます。
    「梅鉢の紋」とは風流な例えですね。恐れ入りました。
    相変わらず小さなものばかり撮っていますが、たまに覗いていただければ幸いです。

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