2024年4月16日火曜日

シマトビケラ科の一種

 河川敷を歩いていると、多数のトビケラが飛び交っていました。ときどきあたりの雑草や灌木の枝、さらにはこちらの体にまでとまるのですが、ほとんどがカメラを向ける間もなくすぐにまた飛び立ってしまい、どうにか撮影できたのが下の2匹だけでした。
翅の斑紋などの特徴はコガタシマトビケラ Cheumatopsyche brevilineata によく似ていますが、この仲間は成虫での同定は難しいようなので、シマトビケラ科 Hydropsychidae の一種としておきます。

アキニレの枝にとまった個体です。翅端まで約9.5mm。手前の枝が邪魔をしてこれ以上近づけませんでした。

この人はギシギシの葉の裏でじっとしていました。大きさは1匹目とほぼ同じ。

小さなマルトビムシと睨めっこ?。


トビケラ目は毛翅目。系統的にはチョウ・ガの鱗翅目と近縁だそうです。

おもむろに動き出したと思うと、葉面を舐めるような動作をはじめました。

大あごは退化しているので、葉面のわずかな栄養分でも吸収しているんでしょうか。

(2024.04.12・神戸市西区伊川)


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