冬場にはケヤキなどの樹皮下で越冬しているのをよく見かけるヒメハナカメムシの一種(Orius sp.)ですが、この日はアベマキの葉の裏でヒメグンバイ Uhlerites debilis の幼虫を捕食していました。今年の2月にツヤヒメハナカメムシ (O. nagaii )として掲載したものと同種のように見えますが、「頭部前葉は淡色」という特徴が今回の個体でははっきりしないので、Orius sp.としておきます。獲物のグンバイ幼虫は2齢くらいと思われますが、ほとんど逃げる様子もなく、次々と餌食になっていました。アブラムシと同じく、この仲間も“陸のプランクトン”と呼ぶべき存在なのだろうと思います。
(2025.06.19・明石公園)
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