腐朽が進んだ切り株の上に何かいそうな気がして、目を凝らして探しているとこの小甲虫が見つかりました。ナガセスジホソカタムシ Bitoma parallela だと思います。以前のブログにも一度出していますが、朽木の樹皮下で越冬していた個体だったので木屑にまみれてちょっと冴えない姿でした。今回のはわりときれいで上翅や前胸背板の彫刻がよく見えます。体長は約3.5mmです。
ちなみに、ホソカタムシ類と呼ばれる一群は以前はホソカタムシ科としてまとめられていたのですが、近年の研究で旧ホソカタムシ科は多系統であるとして、そこに含まれていた種は3つの科に分けられました。このナガセスジホソカタムシも前回の記事ではホソカタムシ科としていましたが、現在はアトコブゴミムシダマシ科に含められています。
(2025.08.09・明石公園)
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