ケヤキの樹皮下から出てきた、肉眼ではどっちが頭かもわからないような小さな虫にレンズを向けてみると、以前に一度だけ撮ったことのあるマルコチャタテ でした。12年前はじめて見た時に、翅が無いので「チャタテ類の幼虫」として投稿し、Psocodea さんから「 Cerobasis guestfalica の成虫、コチャタテ亜目コチャタテ科」と教えていただいた種(和名がマルコチャタテ)です。「同定手引 屋内害虫の同定法(5)噛虫(チャタテムシ)目」(こちらからダウンロードできます)によれば体長1.6~2mmで、単為生殖で卵胎生と言われる、とあります。つまりアブラムシのように幼虫を出産するということですね。また翅については「前翅微翅型, 後翅無翅型」で、完全な無翅ではなく鱗状の微小な前翅があるそうです。ただ今回の個体は12年前に撮ったものより小さくて体長1.2mmほどしかなく、また頭部の大きさのわりに腹部が小さいので、まだ成虫にはなっていないようです。
(2026.02.10・神戸市西区伊川)



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