2020年9月9日水曜日

コカゲロウ科の一種

公園の案内板の支柱にとまっていた、コカゲロウ科 Baetidae の一種の♂です。以前のブログに掲載したものと撮影場所も同じなので、多分同種でしょう。体長約6mm、尾の先まで18mmくらいです。




単眼がガラス玉のようです。


(2020.09.01・明石公園)

2020年9月8日火曜日

ヤマトシリアゲ♂

ヤマトシリアゲ Panorpa japonica の♂です。久しぶりにユニークな顔面のアップでも撮りたかったのですが、暑さで集中力もなく、不用意な動きをして逃げられてしまいました。体色が黄色っぽい、昔ベッコウシリアゲ P. klugi の名で別種とされていたタイプですね。


(2020.08.27・学が丘北公園)

2020年9月7日月曜日

ヒメカゲロウ科またはクサカゲロウ科の不明幼虫

エノキワタアブラムシに寄生されたエノキの葉裏にいたヒメカゲロウ又はクサカゲロウの仲間の幼虫です。同じ場所に3匹ばかりいましたがいずれも体長は5mmで、以前のブログでヒメカゲロウ科の幼虫?として掲載したものと同種かも知れません。ただその時は木の幹を歩きながら常に頭部を高速で振動させていましたが、そのような動作は今回は見られませんでした。
あらためてネット上の画像を探してみましたがやはり似たものが見つからず、荷物を背負っていないのでヒメカゲロウ科かとも思いますが、クサカゲロウ科の幼虫でもそのような種がいるので判断がつきません。撮影中に1匹がアブラムシにかぶりつきました。







(2020.09.01・明石公園)


2020年9月6日日曜日

分裂するスティロニキア(Stylonychia sp.)

分裂しつつあるスティロニキア(Stylonychia)の一種がいました。見つけた時にはすでに最終段階だったようで、撮影を始めてから7~8分で分裂が完了しました。
スティロニキアは背腹に扁平な形の繊毛虫ですが、腹側に繊毛が束になった剛毛が多数並んでいて、ちょっと多足類の脚のように見えます。この分裂中の細胞はちょうど腹側を上に向けカバーガラスの下面に接して動いていたので、その剛毛の動きをよく見ることが出来ました。




お別れの瞬間は次の動画で。


次は分裂後の片割れです。

人間の足形のような、スティロニキアらしい形になってきました。


剛毛の先にピントの合った部分では、それが多数の繊毛の集まりであることがなんとなく分かると思います。

(2020.07.28・明石公園・桜堀にて採集)


2020年9月5日土曜日

トゲアリ

久しぶりにトゲアリ Polyrhachis lamellidens の巣を見つけました。
地上1.5mくらいにある木の洞から沢山の働き蟻が出入りしています。観察しやすい位置なのですが猛暑のせいか動きが非常に速く、その上こちらの服であれカメラであれ幹に触れた途端、あたり一面を走り回っている働き蟻が乗り移ってくるのでなかなか落ち着いて撮影することが出来ませんでした。




時折羽アリも出入りしていましたが、動きが速くてピントが合いません。

近くの木で樹液を吸っているのが数匹いて、ようやく落ち着いて撮影できました。



(2020.08.27・学が丘北公園)


2020年9月4日金曜日

アンフィレプタス(Amphileptus sp.)

この細長い繊毛虫はアンフィレプタス属(Amphileptus)の一種だと思います。

2個の大核と、縁に沿って並ぶ多数の収縮胞が見えます。

細胞の表層よりにピントを合わせたもの。細胞両端のうち、やや広がった側(この画面では左側)の方向へ移動していたのでそちらが前端(細胞口のある側)だと思います。

さらにピントを移動させると細胞表面の筋が見えてきます。

動画です。


(2020.07.28・明石公園・桜堀で採集)


2020年9月3日木曜日

ヒメグンバイ幼虫を食うクサカゲロウ幼虫

アベマキの葉裏でヒメグンバイの幼虫を捕えたクサカゲロウ類の幼虫です。

体長は約5mm。大きな荷物を背負って少々バランスが悪そうです。後ろの方には吸い殻(?)も。




(2020.08.18・明石公園)