お馴染みのニッポンオナガコバチ Macrodasyceras japonicum の♂です。何の木だったか忘れましたが、葉の裏にいたのを採集してかえり深度合成撮影しました。このハチの♂は、こちらのように大きさや体色の変異がかなりありますが、これは比較的大型で黒色部の多い個体です。♀は冬の間、葉裏や枯れ葉の間でたくさん越冬していますが、♂も時々見かけます。まだこれから交尾の機会があるんでしょうか。
2021年2月12日金曜日
2021年2月8日月曜日
アオキコナジラミの蛹殻と若齢幼虫
いつもの公園ですが、あちこち探しても目ぼしいものはほとんど見つからないので、トベラのアオキコナジラミ Aleuroclava aucubae をあらためて撮ってみました。お馴染みの黒い蛹殻の他に、少し小さくて緑色の薄っぺらなのが混じっています。多分同種の若齢幼虫だと思います。
2021年2月5日金曜日
枝の先のウシカメムシ
この辺りだけのことかも知れませんが、この冬はこれまでになく虫が 少ないようで、葉の裏を覗いても落ち葉をひっくり返しても、例年お馴染みの虫さえほとんど姿が見られません。この傾向がずっと続くのでなければいいのですが。
と、言い訳をしておいて、とりあえず忘れられないために久しぶりに更新しておきます。アラカシのひこばえの先にしがみついていたウシカメムシです。
2021年1月28日木曜日
ユミアシゴミムシダマシ
伐採木の樹皮下をめくると大きな甲虫が3匹現れました。お馴染みのユミアシゴミムシダマシ Promethis valgipes です。あらためて検索してみると最近はサトユミアシゴミムシダマシという和名が多く使われているようですが、いつ頃からなんでしょうか。それはさておき、こんな街なかの公園でも普通に見られる数少ない大型甲虫の一つです。
2021年1月25日月曜日
イタチムシの一種(Chaetonotus sp.)
イタチムシの一種は以前のココログや、このブログでも一度動画を掲載していますが、これはまた別の種のようで、体の背面・側面から生えた多数の太くて長い刺が目立ちます。日本で見られる様々なイタチムシ(鈴木隆仁・タクサ 日本動物分類学会誌)という記事には日本産8属の検索表が掲載されていますが、それを辿ると(イタチムシ目の約半数の種を含む)Chaetonotus 属で間違いないと思います。
2021年1月24日日曜日
トゲトゲの殻を持ったカラヒゲムシの一種(Trachelomonas sp.)
カラヒゲムシ(トラケロモナス Trachelomonas)の仲間には、殻の表面が滑らかなものと細かな凹凸や刺に覆われたものがあります。以前に掲載したのは滑らかなタイプでしたが、今回は殻の表面が細かい刺で覆われたタイプです。ほぼ球形、殻径は20µmほどで、このタイプでは小さな方でしょう。殻に開いた小さな穴から出した鞭毛を打ち振って泳いでいるところを撮影しましたが、静止画ではピントが浅くて鞭毛が断片的にしか写りません。最後の動画の方が分かりやすいと思います。
2021年1月23日土曜日
キネトキルム(Cinetochilum sp.)
先日のアスピディスカよりひとまわり小さい繊毛虫で、キネトキルム Cinetochilum の一種だと思います。動きは速いですが、わりあい狭い範囲を行ったり来たりしていてくれたので撮影は楽でした。ただこの大きさになるとあまり細部までは見えません。