林の中の下草の上で、マガリケムシヒキ Neoitamus angusticornis が獲物を捕えていました。
2021年6月11日金曜日
2021年6月10日木曜日
ヌカカ科の一種(?Alluaudomyia sp.)(改題)
* 2021.10.30・追記とタイトル変更 *
下の記事のように当初タマバエ科の一種としていたのですが、Acleris さんからこれはヌカカ科で、Alluaudomyia 属に似ているようだとコメントをいただきました。その属名でネット情報を探すと確かにご指摘通りのようです。MNDでは Alluaudomyia bella という種の翅脈図が見られますが、黒紋の配置がよく一致し、また1枚目の画像から後脚の爪の部分を拡大してみると、これもMNDの図によく合うようなので、この属に間違いないと思います。タイトルを修正し、画像を1枚追加しまました。
昨日の記事のハナカメムシ幼虫を追いかけている時に見つけました。タマバエ科 Cecidomyiidae だと思いますが、写真からは翅脈がよく読みとれず、それ以上の見当は付きません。頭を下に向けて静止していましたが、何枚か撮るうちに目を覚まして歩き始めました。体長は約2mmです。
2021年6月9日水曜日
コバネシロモンハナカメムシ(仮称)(改題)
* 2021.12.23・追記とタイトル変更 *
翅が短いのでクロハナカメムシ属(Anthocoris)あたりの幼虫だろうと考えていたのですが、先日ある方から、これは最近新種記載された Temnostethus mirificus (仮称:コバネシロモンハナカメムシ)という種で、またこれで成虫であることを教えていただきました。これまでに栃木県、千葉県、愛知県の3か所で確認されているようです。原記載はこちらで見られます。ハナカメムシに短翅の種が存在することは知りませんでしたが、属名で検索するとT.gracilis という、よく似た種の画像が出てきました。タイトルを修正しておきます。
アラカシの幹を歩き回る小さなカメムシ幼虫がいました。ハナカメムシ科のようです。歩きながら樹皮の割れ目や地衣類の隙間に口吻を差し込んだり潜り込んだりしていました。この仲間の幼虫はネット上でも画像がほとんど見られないので種名は分かりませんが、頭部の形や触角からクロハナカメムシ属(Anthocoris)のような気がします。このアラカシでは毎年カシノアカカイガラムシが発生するので、それを餌にしているのかも知れません。周りを探すと何匹も見つかりました。体長は約2.5mmです。
2021年6月8日火曜日
ユードリナの細胞
すでに何度か掲載しているユードリナ(Eudorina、タマヒゲマワリ)です。
これまでは群体の運動を妨げないように水の層をたっぷりとって撮影していましたが、今回は個々の細胞がよく見えるように少しカバーグラスで押さえつけてみました。
個々の細胞が平面に並ぶところまでは圧縮していないので、多少の重なりがありますが、細胞数は32個と数えられます。
細胞の表層付近にピントを合わせています。赤い眼点が見えます。2021年6月7日月曜日
ハチモドキハナアブの雌雄、産卵行動
ドロバチ類に擬態していると言われるハチモドキハナアブ Monoceromyia pleuralis です。普段見かけることの少ない種ですが、この日は樹液を流すアベマキの幹を複数の個体が訪れていました。
樹液を目当てに来たんだろうと思うのですが、あたりを歩き回るばかりであまり樹液を吸っているようには見えません。2021年6月6日日曜日
フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)深度合成
この綺麗なトビコバチは以前のブログで2度(2014.07.01,2019.06.23)掲載したものと同種だと思います。今回は見失う前に採集して深度合成撮影してみました。
2021年6月5日土曜日
コクゾウムシ
いつもの公園で園路の両側に丸太の土留めが施されている場所があって、夏場にはその丸太の上をよくコクゾウムシ Sitophilus zeamais が歩いています。わずかな距離の間で何匹も見つかることがあって、他の場所ではそれほど見かけるものでもないので不思議な気もするのですが、おそらく周囲の地面に積もった落ち葉の間にたくさんいて、それがときどき丸太の上に出てくるのが、表面が滑らかなので目につき易いだけなんでしょう。言わずと知れた有名な穀物害虫で、一昔前には家庭の米櫃などからもよく出てきたそうですが、私にはほとんど記憶がありません。
体長約3.5mm、吻の先まで約4.5mmです。