濡れ落ち葉の上を 歩いていた足の長いダニ。ジュズダニ科(Damaeidae)の一種だと思います。体長約0.3mmで、幼体でしょうか。小さすぎて、どこにピントが合っているのかわからないような写真ばかりです。
2021年9月23日木曜日
2021年9月22日水曜日
2021年9月21日火曜日
2021年9月19日日曜日
泳ぐパラディレプタス(Paradileptus sp.)
これはパラディレプタスの一種(Paradileptus sp.)で、以前にこのブログでも出していますが、細胞前端が象の鼻のように長く伸びた大型の繊毛虫です。動きも活発で、広い水中では回転しながら自在に泳ぎ回るのを実体顕微鏡で見ることができますが、それをスライドガラスにとってカバーガラスの下に閉じ込めると速やかに弱ってしまうことが多く、あまり長く撮影を続けられません。細胞を圧迫しないように2枚のガラスの間隔を充分とっていてもやがて動きが遅くなり、なぜか長い鼻も水に溶けるように消失してしまうのです。そこで今回はカバーガラスの下に厚さ1mmほど(細胞全長の2倍以上)の空間を作り、低倍率でその遊泳を撮影してみました。5、6個体を一緒に封入しましたが、動きが速いので画面に入るのもピントが合うのも運次第です。
(2021.08.31・明石公園 桜堀にて採集)
2021年9月18日土曜日
カタビロアメンボ科の一種・幼虫
プランクトン採集が目的で掬ってきた池の水をシャーレに入れて実体顕微鏡で覗いていると、時々水面を滑るように動く小さな虫が目にとまりました。池などで水を採集すると水面にいる微小なトビムシ類が入ってくることは多いのですが、よく見るとこれはカメムシ類です。体長約0.7mmと0.6mm足らずの大小2匹がいました。調べてみるとカタビロアメンボ科 Veliidae のようで、この仲間は成虫でも体長が2mm以下のものが多いそうです。種名は分かりません。
まず大きい方から。
水面にお尻を着けて脚の手入れをしています。
背景で虹のように見えるのはシャーレの縁です。
口吻のお手入れも。
やはりしきりに各部のお手入れに励んでいました。
(2021.09.15・明石公園の池にて採集)
2021年9月17日金曜日
2021年9月15日水曜日
カクレミノに産卵するアオモンツノカメムシ
例年秋のはじめ頃にカクレミノで産卵するアオモンツノカメムシ Elasmostethus nubilus ですが、この日たくさん見た卵塊はほとんどが孵化していて、すでにこのあたりでの産卵の最盛期は過ぎてしまったようです。それでも探すと産卵中の母虫が何匹か見つかりました。
1個産み終えたところです。腹端から排出された卵は粘着性のある物質で葉面に固定されるようです。
次の卵が出てきました。
1個産み付ける度にしばらくの間後脚で卵を優しく叩くような、撫でまわすような動作を続けるのは確実に葉面に据え付けるためなのでしょうが、見ていていじらしくなります。
(2021.09.10・明石公園)
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