2021年10月24日日曜日

クロハススジハマダラミバエ

翅に特徴的な斑紋のあるハエがマサキの葉の上を翅をひらひら動かしながら歩いていました。ハススジハマダラミバエの仲間(Anomoia 属)です。この属ではよく似た種がこのあたりでも数種いて、一見しただけではどれも同じように見えますが、写真をよく調べてみると以前のブログでも一度掲載しているクロハススジハマダラミバエ(ワモンハマダラミバエ) Anomoia permunda でよさそうです。


体長は約4.3mmです。

ちょっとくたびれた様子で、翅があちこち破れています。

しきりにお化粧をしていました。


顔面の刺毛もだいぶ抜けています。


過去に掲載した他の Anomoia 属


(2021.10.21・明石公園)

2021年10月23日土曜日

コガネグモ

コガネグモの仲間の大きな円網が日光に輝いていました。体長が11mmほどなのでコガタコガネグモかと思ったのですが、体の模様を見るとコガネグモ Argiope amoena のようです。よほど獲物に恵まれなかったのでしょうか。



(2021.10.21・明石公園)

2021年10月22日金曜日

樹液に産卵するショウジョウバエの一種

アラカシの幹から浸み出した樹液の中を歩いていたハエですが、見ていると時々腹端を樹液の中に突き刺しています。産卵行動でしょう。ショウジョウバエ科の一種だと思いますが、それ以上は分かりません。幼虫はこんなふうに樹液の中で育つのでしょう。翅端まで約3mm、体長は2.5mmくらいです。






(2021.10.15・明石公園)

2021年10月21日木曜日

キバラヘリカメムシ・羽化

 先日、多数のキバラヘリカメムシが集まっているのを見たマサキの植え込みを約2週間後に覗いてみると、ちょうど羽化の途中の個体が見つかりました。


この個体が羽化の足場に選んだのはマサキではなく枝を接した隣のトベラの葉裏です。見つけた時にはすでに半身が出ていました。




1枚目から約12分で全身が出ました。



(2021.10.15・明石公園)

2021年10月19日火曜日

ヒメクダマキモドキ ♂

アカメガシワの葉の上で暇をつぶしていたヒメクダマキモドキ Phaulula macilenta です。

翅の下から辛うじて尾毛が見えるので♂だと分かります。体長25mm、翅端まで37mmくらい。

代わり映えのしない顔写真です。

(2021.10.15・明石公園)

不明のクモ

 クサギの葉裏にいた黒くて小さなクモです。
ヒメグモの仲間のようですが、正体が分かりません。なんとなくボカシミジングモの♂(の幼体?)ではないかという気がしているのですが、特に根拠があるわけでもなく、そのうちどなたかが教えてくださることを期待して不明のままで出しておきます。体長は約1.8mmです。





(2021.10.09・明石公園)

2021年10月16日土曜日

アカメガシワの花外蜜腺とアミメアリ、モンクチビルテントウ(改題)

 * 2021.10.17・記事訂正 *

5枚目以降の画像はヨツボシテントウとしていましたが、モンクチビルテントウ Platynaspidius maculosus ではないかとのご指摘をいただきました。これまで存在を知らなかったのですが、ネット情報にあたってみると確かにその種で間違いなさそうです。1998年に沖縄で見つかって以来、北上してきている南方系の外来種だそうです。以前掲載したヨツボシテントウに比べても黒紋の大きさなどにはっきりと違いがありますが、気づいていませんでした。タイトルを修正し、ついでに画像を1枚追加しました。

アカメガシワの花外蜜腺にアリが来ていました。




アミメアリ Pristomyrmex pungens ですね。



近くの葉ではヨツボシテントウ Phymatosternus lewisii も。
モンクチビルテントウでした。

肉食のはずですが、蜜腺にも来るんですね。


初見の種なので画像を1枚追加しました。体長は約3mmです。

(2021.10.09・明石公園)