昨日の記事の写真とは別個体ですが、ヘリグロホソハマキモドキ Glyphipterix nigromarginata を一匹採集してスタック撮影しました。冷凍庫から取り出してそのままの姿ですが、下手にいじるとボロボロになることは目に見えているので展翅展脚は最初からあきらめています。鱗粉がきれいなので各部のアップを撮りましたが、頭部は撮影中に触角が動いてしまったのでボツになりました。
2022年4月14日木曜日
2022年4月13日水曜日
ヘリグロホソハマキモドキ
草むらを歩いていると足元から小さな蛾が次々に飛び出してくるので、しばししゃがみ込んで探してみると、みなこのヘリグロホソハマキモドキ Glyphipterix nigromarginata でした。珍しいものでもありませんが、よく見ると翅の銀色の帯がなかなか綺麗な蛾です。
数はいくらでもいましたが、すぐに逃げるので思うようには撮れず、スタック撮影用に1匹採集して帰りました。それはまた明日の記事で。
(2022.04.08・明石公園)
2022年4月11日月曜日
クシヒゲニセクビボソムシ ♂(深度合成)
昨年の秋と同じ場所で、クシヒゲニセクビボソムシ Picemelinus flabellicornis を再び見つけました。今度はヤツデの葉裏で、しかも♂が2匹。撮影しようとすると歩きだしたので、取り落とさないうちにと2匹とも捕えて帰り、深度合成撮影しました。1、3、4枚目が同一個体、2枚目だけ別個体です。
櫛状の触角は生時にはこんなに拡がっていないのですが、元に戻そうとすると毛が脱落し始めたのでそのまま撮影しました。
2022年4月10日日曜日
オナガコマユバチ亜科 Spathius sp.
頭上のトウネズミモチの葉裏に小型のハチがとまっているのを見つけ、撮影しようと枝を引き寄せると、こんな姿勢になってしまいました。
ひょっとしてこれも擬死の一種でしょうか。
海外サイトの標本画像などと絵合わせをしてみると、オナガコマユバチ亜科の Spathius 属で間違いなさそうです。
(2022.04.06・舞子墓園)
2022年4月9日土曜日
カシノナガキクイムシを釣り上げる(?)ヨコヅナサシガメ幼虫
ヨコヅナサシガメ Agriosphodrus dohrni もこのあたりではここ数年数の減ってきた虫の一つですが、その幼虫がコナラの幹で何かを捕まえていました。
獲物はカシノナガキクイムシ Platypus quercivorus です。
しかしそのキクイムシの方は、探してもすでに獲物になったものしか見つかりません。
カシノナガキクイムシが材からの脱出を始めるのは普通6月頃、早くても5月とされていて、4月の初めに成虫が外をうろついていることはなさそうです。おそらくこのヨコヅナサシガメの幼虫たちは、まだ孔の中にいる脱出前の成虫を狙って狩りをしているのでしょう。画像を拡大して調べると、キクイムシは♀♂ともに犠牲になっていました。
(2022.04.06・舞子墓園)
2022年4月8日金曜日
ナカジロコガネショウジョウバエ
これまでにも何度か撮影している綺麗なハエで、以前のブログで属・種不明のショウジョウバエ科の一種として掲載したのと同じものです。今回改めてネット情報を探してみると Acleris さんのいもむしうんちは雨の音によく似たものが掲載されていました。ナカジロコガネショウジョウバエ Leucophenga interrupta とされていて、同定で参照した文献も紹介されていますが、とりあえず写真で確認できる限りでは違いは見当たらないので、同種と見て良いと思います。
すぐに逃げられたので写真はこの2枚だけ。カクレミノの葉裏にいました。体長約3mm、翅端まで約4.5mm。
(2022.04.06・舞子墓園)
2022年4月7日木曜日
ヤニサシガメ幼虫
ツツジの花の中にいたヤニサシガメ Velinus nodipes の幼虫です。
体長約9mm。小さなイモムシを捕えていました。
アップで撮るために枝をつまむと、蕊にしがみついてしまいました。それでも獲物は落としません。
(2022.04.06・舞子墓園)
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