アカメガシワの葉の上にいた、ずんぐりした体形のヨコバイ。オサヨコバイ Tartessus ferrugineus だと思いますが、ネット上で見られる多くの写真と比べると複眼から頭部前端にかけての黒線がやや不明瞭です。大きさも、北隆館の大図鑑では体長11mm前後とあるのに対してこの個体は翅端までが約8mmしかなく、ひょっとしたら別の種かも知れません。
追いかけ回してどうにか撮れました。
アカメガシワの葉の上にいた、ずんぐりした体形のヨコバイ。オサヨコバイ Tartessus ferrugineus だと思いますが、ネット上で見られる多くの写真と比べると複眼から頭部前端にかけての黒線がやや不明瞭です。大きさも、北隆館の大図鑑では体長11mm前後とあるのに対してこの個体は翅端までが約8mmしかなく、ひょっとしたら別の種かも知れません。
枝の間に張った網の真ん中で、ジョロウグモの雌雄が向かい合っていました。
公園のシャシャンボで例の外来ハゴロモ(?Pochazia shantungensis)が産卵中、と虫撮り仲間から連絡を貰い、その二日後の朝一番に現場を見に行きました。教えられた木ではあちこちの枝に2~3センチの長さにわたって白いワックスが付着していて、これが産卵跡のようです。成虫の姿もちらほら見えますが、すでに時期が過ぎたのか産卵しているものがなかなか見付かりません。そうこうしているうちに教えてくれた本人が現れ、待望の産卵中の一匹を見つけてくれました。
カナムグラの葉の上にいたヨツスジヒメシンクイ Grapholita delineana です。頭端-翅端約6.8mm。右の翅が捩れているのは羽化の際の事故でしょうか。ヒメハマキの仲間は小さくて地味な種が多いですが、それぞれに複雑な紋様を備えていてじっくり見ればなかなか美しいと思います。
シャーレの底でゆっくり動いていたのを拾い上げた大型の繊毛虫です。中央が膨らみ周囲は圧されたように薄くなった餃子型。ロクソフィルム Loxophyllum かと思ったのですが、いつもの「淡水微生物図鑑」を見るとこの仲間には下の写真のように長いひも状の大核を持った種はないようです。同じ図鑑で他に似たものを探すと、ロクソフィルムに近縁なブリオフィルム Bryophyllum というのがあって、こちらの方が近い気がしました。ただ掲載されているのは一種だけで、ネット上を探しても比較できる画像がほとんど見つからず、当てずっぽうの域を出ません。
林の中を歩いていると足元の落ち葉の間からとび出してきました。ヘリオビヒメハマキ Cryptaspasma marginifasciata だと思います。同属のクロサンカクモンヒメハマキC. trigonana やハラブトヒメハマキ C. angulicostana に酷似しているとのことですが、前者は出現時期が春で後者は触角がはるかに短いようなので、除外してよいでしょう。頭端から翅端まで約10mmで、わりあい新鮮な個体だと思います。