これまでに何度も掲載しているコナチャタテ科 Embidopsocus 属の一種です。いつもの公園の一角にある数本のアキニレの樹皮を捲ると必ず見られたものですが、3年前の記事以来その存在を忘れていました。
久しぶりに探してみると、体長1.6mm前後の成虫からその半分くらいの幼虫までたくさんいました。ただサイズから成虫と見られる個体も多くがまだ白っぽく、本来の体色の出ているものは数えるほどです。樹皮下という環境のせいもあるのかも知れません。
この Embidopsocus はコナチャタテ科の中でも、より原始的な特徴を残し他グループだそうです(こちらの記事への psocodea さんのコメント)。
2023年3月1日水曜日
コナチャタテ科 Embidopsocus sp.
2023年2月26日日曜日
ヨツモンヒメテントウ
ヨツモンヒメテントウ Nephus yotsumon は、ほんの10年も前には冬場の樹皮下で珍しくない虫の一つだと思っていましたが、ここ数年は全く目にしていませんでした。この日、川沿いのケヤキの樹皮を捲って見つけたのが久しぶりの1匹です。
ところでこのテントウムシ、未だに活動中の姿を見たことがありません。ネット上の画像もほとんどが越冬中のもので、他の季節はどこでどうしているのか、幼虫はどんな姿をしているのか、知らないことばかりです。
2023年2月25日土曜日
ヒロオビジョウカイモドキ?若齢幼虫
これはジョウカイモドキ科の一種の幼虫です。同種と思われる幼虫は以前のブログにも二度、どちらも5月に撮影したものを出していますが(こちらとこちら)、今回はそれらよりやや小さく(体長約2.7mm)、若齢のようです。ケヤキの樹皮下にいました。
保育社の甲虫図鑑(Ⅰ)には同科のヒメジョウカイモドキとツマキアオジョウカイモドキの幼虫が図示されていますが、この公園で見かけるのはヒロオビジョウカイモドキ Intybia histrio 一種のみなので、写真の幼虫もこの種だろうと考えています。
2023年2月24日金曜日
2023年2月23日木曜日
Entedon nomizonis(ヒメコバチ科)♀・深度合成
2023年2月22日水曜日
ハマベキクイゾウムシ
先日掲載したカメムシ類と同じ場所です。浜辺に転がっていた、腐朽の進んだ材木を裏返して探すと見つかりました。体長3mmほどの小さなゾウムシで、以前のブログにも一度掲載したハマベキクイゾウムシ Dryotribus mimeticus だと思います。海岸部に多いのでこの和名がついたようですが、内陸部で見つかることも珍しくないらしく、前回の個体も明石公園で撮影したものでした。今回は和名通りの環境で、同じ材木に3匹ばかりついていました。写真1~3枚目と3~5枚目は別個体です。
2023年2月19日日曜日
モモブトトビイロサシガメ幼虫
海岸で見つけたカメムシの続きは、モモブトトビイロサシガメ Oncocephalus femoratus の幼虫です。以前、対岸の淡路島の浜辺の石の下でたくさんの成虫・幼虫が越冬しているのを見ていますが、この日はこの幼虫1匹だけでした。活動中の姿はまだ見たことがありません。