2023年7月25日火曜日

公園で拾ったタマムシの翅

 いつもの公園でヤマトタマムシの翅を拾いました。珍しいことではありませんが、個体数のわりには落ちた翅がよく見つかるのはやはり目立つからでしょうね。


左の前翅で全長約31mm。あまり傷んでないように見えたので持ち帰ってスタック撮影しましたが、拡大してみると結構ゴミや汚れ、傷がついていました。まあ、土の上に落ちていたものなので仕方がありません。

まず表側から。以下、順に撮影倍率を上げています。




裏面も意外にきらびやかです。




(2023.07.21)

2023年7月24日月曜日

葉裏のオダカグモ

 今頃の季節、木の葉を見上げて歩くとよく見つかるオダカグモ Meotipa argyrodiformis です。ユキツバキの葉裏にぶら下がっていました。小さなクモなので高倍率で撮るためには葉を裏返してしまうことが多いのですが、そうすると警戒してこちらのように体を横倒しにしてしまいます。今回は驚かさないように、アップはあきらめて自然な状態を狙いました。



(2023.07.21・明石公園)


2023年7月23日日曜日

ウスバカミキリ

 ちょうど1年前の写真ですが、虫仲間が見つけたのを横から撮らせてもらったウスバカミキリ Megopis sinica です。アラカシの幹にいました。実はつい先日、自前で見つけたものを撮影したのですが、写りが今一つだったので去年のデータを引っぱり出してきました。当ブログでは珍しい大物です。

体長約40mm。この種としては中くらいでしょうか。いつも小さなものばかり撮っていると、この大きさに戸惑います。

とりあえず顔面は撮っておきました。同じ大型のカミキリムシでもシロスジさんなんかとはだいぶ顔つきが違います。

(2022.07.18・明石公園)

2023年7月22日土曜日

マダラニセケチャタテ♂?

 これはマダラニセケチャタテ Pseudocaecilius maculosus だと思います。サクラの葉の裏で、粗く縦横に糸をかけてその下でじっとしていました。以前のブログでも2度(2011.10.13,2012.01.05)出していますが、今回は複眼が大きいので♂でしょう。体長約2.1mm、翅端まで3mmです。


よく見ると右前翅の翅脈がちょっと変です。

反対の左前翅にも、別の部分に異常があります。
このような翅脈異常は以前にもヨツモンホソチャタテで見たことがあって、チャタテムシ類では珍しくないことなのかも知れません。


(2023.07.21・明石公園)


2023年7月21日金曜日

キノコヒゲナガゾウムシ・黒色型

 立ち枯れたウバメガシに生えたキノコに、2匹のキノコヒゲナガゾウムシ Euparius oculatus がきていました。どちらも全身真っ黒ですが、このゾウムシには体色に2型があり、こちらのように褐色の毛が生えたタイプもいます。どちらかと言えばこのような黒色型は少数派でしょう。1匹がキノコを食べていて、その後ろにやや小型の個体が控えていました。大きいのが♀で後ろの小さい方が♂だろうかと想像してしまいましたが、見当はずれかも知れません。

撮影を始めると小さい方はすぐに逃げてしましました。


臆病な虫で、この個体もこの後すぐに逃げていきました。

(2023.07.21・明石公園)

2023年7月20日木曜日

マルゴミグモ♂

 ツツジの枝の間に、差し渡し10センチばかりの小さな網を張っていたマルゴミグモ Cyclosa vallata です。あまり見かけないクモですが、調べてみると以前のブログにも一度、♀の幼体を出していました。今度のも大きさはほぼ同じで体長2.5mmくらいですが、触肢を見ると♂なので、これでほぼ成体と思われます。水平円網を張るとされていますが、この♂の網はおおむね45°くらいに傾いていました。




(2023.07.16・明石公園)

2023年7月18日火曜日

コウガイビルの一種

 朽木の上をすべるように移動するコウガイビル。扇形に広がった頭部をわずかに浮かせて、木の表面にはほとんど触れることなくその凹凸に応じて自在に形を変えながら進んでいきます。何か非常に高感度のセンサーを備えているかのような滑らかで正確な動きは見ていて飽きません。不思議な生き物です。






(2023.06.24・明石公園)