細い丸太を組んだ柵の上で、シベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus が一カ所に集まっているので近寄ってみると、女王らしき大きな個体を何匹ものワーカーがよってたかって押さえつけているところでした。ワーカーたちは女王の脚や頭に噛みついて、ほとんど攻撃しているようにも見えます。
同じような情景は以前にも見たことがあって、巣の引っ越しか何かの事情で女王を移動させようとしているのかとも想像しましたが、実のところ全く意味が理解できません。
2023年7月26日水曜日
シベリアカタアリ・女王とワーカーたち
よく見ると、同僚の触角を引っ張っているワーカーもいます。
見ている間に女王を取り巻く一団は少し右へ移動しましたが、なぜか一部のワーカーは元の場所にとどまっています。
(2023.07.21・明石公園)
2023年7月25日火曜日
公園で拾ったタマムシの翅
いつもの公園でヤマトタマムシの翅を拾いました。珍しいことではありませんが、個体数のわりには落ちた翅がよく見つかるのはやはり目立つからでしょうね。
左の前翅で全長約31mm。あまり傷んでないように見えたので持ち帰ってスタック撮影しましたが、拡大してみると結構ゴミや汚れ、傷がついていました。まあ、土の上に落ちていたものなので仕方がありません。
まず表側から。以下、順に撮影倍率を上げています。
(2023.07.21)
2023年7月24日月曜日
2023年7月23日日曜日
2023年7月22日土曜日
マダラニセケチャタテ♂?
これはマダラニセケチャタテ Pseudocaecilius maculosus だと思います。サクラの葉の裏で、粗く縦横に糸をかけてその下でじっとしていました。以前のブログでも2度(2011.10.13,2012.01.05)出していますが、今回は複眼が大きいので♂でしょう。体長約2.1mm、翅端まで3mmです。
よく見ると右前翅の翅脈がちょっと変です。
このような翅脈異常は以前にもヨツモンホソチャタテで見たことがあって、チャタテムシ類では珍しくないことなのかも知れません。
2023年7月21日金曜日
キノコヒゲナガゾウムシ・黒色型
立ち枯れたウバメガシに生えたキノコに、2匹のキノコヒゲナガゾウムシ Euparius oculatus がきていました。どちらも全身真っ黒ですが、このゾウムシには体色に2型があり、こちらのように褐色の毛が生えたタイプもいます。どちらかと言えばこのような黒色型は少数派でしょう。1匹がキノコを食べていて、その後ろにやや小型の個体が控えていました。大きいのが♀で後ろの小さい方が♂だろうかと想像してしまいましたが、見当はずれかも知れません。
撮影を始めると小さい方はすぐに逃げてしましました。
臆病な虫で、この個体もこの後すぐに逃げていきました。
(2023.07.21・明石公園)
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