アオバハゴロモ Geisha distinctissima の羽化は以前のブログでも一度掲載していて、これで2度めです。ちょうど10年ぶりですが、見比べると前回とほとんど同じような写真になってしまいました。
何気なく裏返したトウネズミモチの葉の裏で羽化していました。すでに翅が伸びはじめていて、もっと早く見つけられなかったのが残念です。2023年7月28日金曜日
2023年7月27日木曜日
久しぶりに見たシリアゲコバチの産卵
久しぶりにシリアゲコバチ Leucospis sinensis の産卵を撮影しました。
立ち枯れたモチノキに1匹の♀が来て、いかにも産卵場所を探す風情で、腹部を上下させながら幹を行ったり来たりしていました。そのうち産卵行動に移るだろうとしばらく見守っていたのですが、一向に産卵管を伸ばす様子が見られません。その日はあきらめ、翌日出直してようやく産卵を見ることが出来ました。
ちょうど産卵管を突き立てたところです。
ここまで穿孔するのに約8分。ところがこの直後、やはり産卵場所を探して上の方から降りてきたヨツスジトラカミキリに驚き、産卵管を引き抜いて飛び去ってしまいました。
間もなく、再び産卵管を引き出しました。
以前のブログにも連続写真を出していますが、背中に背負っていた産卵管をぐるりと4分の3回転させて幹に突き立てるところは見ものです。
姿勢は逆向きですが、さきほど穿孔を中断した場所を正確に探り当てたようです。
2度めの穿孔をはじめて約6分。
ここまで約10分。
そのすぐ後、産卵管を引き抜きました。今度は無事、目当ての寄主に産卵することが出来たんでしょうか。
(2023.07.21・明石公園)
2023年7月26日水曜日
シベリアカタアリ・女王とワーカーたち
細い丸太を組んだ柵の上で、シベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus が一カ所に集まっているので近寄ってみると、女王らしき大きな個体を何匹ものワーカーがよってたかって押さえつけているところでした。ワーカーたちは女王の脚や頭に噛みついて、ほとんど攻撃しているようにも見えます。
同じような情景は以前にも見たことがあって、巣の引っ越しか何かの事情で女王を移動させようとしているのかとも想像しましたが、実のところ全く意味が理解できません。
よく見ると、同僚の触角を引っ張っているワーカーもいます。
見ている間に女王を取り巻く一団は少し右へ移動しましたが、なぜか一部のワーカーは元の場所にとどまっています。
(2023.07.21・明石公園)
2023年7月25日火曜日
公園で拾ったタマムシの翅
いつもの公園でヤマトタマムシの翅を拾いました。珍しいことではありませんが、個体数のわりには落ちた翅がよく見つかるのはやはり目立つからでしょうね。
左の前翅で全長約31mm。あまり傷んでないように見えたので持ち帰ってスタック撮影しましたが、拡大してみると結構ゴミや汚れ、傷がついていました。まあ、土の上に落ちていたものなので仕方がありません。
まず表側から。以下、順に撮影倍率を上げています。
(2023.07.21)
2023年7月24日月曜日
2023年7月23日日曜日
2023年7月22日土曜日
マダラニセケチャタテ♂?
これはマダラニセケチャタテ Pseudocaecilius maculosus だと思います。サクラの葉の裏で、粗く縦横に糸をかけてその下でじっとしていました。以前のブログでも2度(2011.10.13,2012.01.05)出していますが、今回は複眼が大きいので♂でしょう。体長約2.1mm、翅端まで3mmです。
よく見ると右前翅の翅脈がちょっと変です。
このような翅脈異常は以前にもヨツモンホソチャタテで見たことがあって、チャタテムシ類では珍しくないことなのかも知れません。
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