モチツツジの葉裏の、ツツジグンバイ Stephanitis pyrioides 幼虫です。すぐ後ろに脱皮殻が見えるので羽化したばかりでしょう。
次は別の日に撮った成虫です。
モチツツジの葉裏の、ツツジグンバイ Stephanitis pyrioides 幼虫です。すぐ後ろに脱皮殻が見えるので羽化したばかりでしょう。
木立の中を歩いていて、突然足元から飛び立ったのが一瞬クロコノマチョウかと思ったのですが、少し先の枯葉の上にとまったのに慎重に近づいてみるとちょっと大きめの蛾でした。調べてみるとオスグロトモエ Spirama retorta 、夏型の♀のようです。
2年前の同じ時期にも出していましたが、きれいな体色が気に入っているタイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum です。アキノノゲシの葉を裏返すと出てきました。
いつもの公園にカタシロゴマフカミキリ Mesosa hirsuta がいるということも虫撮り仲間から教えてもらいました。それ以来何度か見ているので、長年通っているこの場所で過去に見ていないはずがありません。多分、ナガゴマフカミキリのちょっと色の薄い奴と思ってこれまで見過ごしていたようです。各種広葉樹の枯木や伐採木に集まるそうですが、写真の個体はアラカシの幹にいました。
この季節、サクラの葉で表が斑点状に白く変色したのを裏返してみると、たいてい犯人はナシグンバイかハダニです。そのハダニがいっぱい寄生した葉裏を眺めていると、黄色いアザミウマがいました。ハダニアザミウマ(Scolothrips takahashii)だと思います。和名で検索すると農業・園芸関係のサイトでハダニの天敵として取り上げた記事がたくさん出てきました。画像を見比べてもこの種で間違いないと思いますが、酷似種がいないとも限らないので、いつものように「?」つきのタイトルとしておきます。
残念ながら捕食の場面は見られず、また幼虫も見つかりませんでした。体長は約1.3mmです。
トンボやチョウはどうも面倒くさくて滅多に撮らないんですが、今回はウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus です。別に追いかけていたわけでもないんですが、こちらが歩く前をハンミョウみたいに、近づくと飛んで少し先の手すりにとまり、そこまで歩いていくとまた飛んで、ということを何度か繰り返した後、最後にとまった照明器具の金枠が気に入ったのか今度は近寄っても逃げないので、折角なので撮らせてもらいました。たまには大きな虫もいいですね。
最近は歳のせいか虫探しも他力本願になりつつあって、この日もいつもの虫仲間が「キボシカミキリが桑の葉の間に隠れている」というので現場まで案内してもらいました。
行ってみると、クワの葉の間から白黒だんだらの触角が覗いていました。葉には噛み切られた形跡があります。