昨年も同じ時期に同じものを出していますが、海岸に落ちていた木片の裏にいたヒメマダラナガカメムシ Graptostethus servus です。同じ場所に5~6匹集まっていたのですが、朝からよく晴れて気温も上がってきていたので、明るい光があたると速やかに解散してしまいました。写真に写っているのはその片割れです。
2024年2月14日水曜日
2024年2月8日木曜日
ミナミマキバサシガメ
近所の海岸で越冬昆虫探しをしてきました。結果は少々期待外れでしたが、その中でも一番の収穫がこのミナミマキバサシガメ Nabis kinbergii です。枯草の間に転がった石の裏にくっついていました。同属のハネナガマキバサシガメ N. stenoferus に酷似するとのことですが、体型や革質部の翅室の形から前者と判断してよいと思います。翅端まで約9mmです。
2024年1月29日月曜日
越冬中のヨツボシヒョウタンナガカメムシ
暖かい季節にはエノコログサなどイネ科の穂によく集まっているヨツボシヒョウタンナガカメムシ Gyndes pallicornis です。これもアオギリの葉の中で越冬していました。夏場に見るものより体色が茶色っぽい気がしますが、個体変異かも知れません。体長は約6mmです。
2024年1月27日土曜日
シロヘリクチブトカメムシ
アオギリの落ち葉の間から出てきた初見のカメムシです。前胸背の鋭い側角が目立つのでツノカメムシ類かと思いましたが、帰宅して調べるとクチブトカメムシ科のシロヘリクチブトカメムシ Andrallus spinidens でした。日本原色カメムシ図鑑第3巻によると、かつて国内では九州南部以南に生息するとされていたが、近年急速に分布を拡大して、現在では茨城県や埼玉県でも見つかっているとのこと。翅端まで約13mm、なかなか格好の良いカメムシです。
2024年1月26日金曜日
ホソバヒメカゲロウ
これはヒメカゲロウ科のホソバヒメカゲロウ Micromus linearis だと思います。アオギリの落ち葉の間に隠れていました。その名の通りこの仲間としては細長い翅と、翅脈上に破線状に並ぶ黒点が特徴です。体長約4mm、翅端まで約6.5mm。か弱そうに見えますが、顔つきはいかにも捕食性です。
2024年1月17日水曜日
ヒメマダラカモドキサシガメ
久しぶりに撮影したヒメマダラカモドキサシガメ Empicoris minutus です。これもヤツデの枯葉を拡げて見つけたのですが、以前のブログにもアオギリの枯葉から出てきたのを出しているので、こういう場所で越冬するのが普通なんでしょう。もう少しじっくりと顔のアップなども撮りたかったのですが、動きがいかにも緩慢なのに油断して、ちょっと目を離した間に見失ってしまいました。翅端まで約4.8mmです。
2024年1月16日火曜日
越冬色のチャバネアオカメムシと夏色のツヤアオカメムシ
ヤツデの枯葉が続きます。今回は普通種のカメムシ2種。
まずチャバネアオカメムシ Plautia stali です。