イノコヅチの葉に乗っていたカバイロキバガ Dichomeris heriguronis です。普通種で、多分何度も撮っているはずですが、ブログに出すのは初めてだと思います。翅端まで10mmばかりの小さな蛾ですが、三角翼みたいなすっきりしたデザインと反り返った下唇鬚がなかなかかっこいいですね。幼虫はバラ科のサクラやモモなどの葉を食べるそうです。
2025年6月21日土曜日
2025年6月20日金曜日
産卵するオナガバチの一種(Megarhyssa sp.)
2025年6月19日木曜日
♀を待ち受けるオナガバチ(Megarhyssa sp.)の♂たち
一昨年の夏にヒラアシキバチの産卵、そして昨年にはそれに寄生すると思われる2種のオナガバチ(大型の未記載種 Megarhyssa sp.とオオホシオナガバチ M. praecellens)の産卵が見られたたエノキの枯れ木は、その後伐採されてしまいました。しかし切り分けられた幹はそのまま元の場所に置かれていたので、数週間前からMegarhyssa sp.の♂がちらほらと姿を見せはじめ、やがて♀が産卵しているのも確認できました。
そしてこの日の朝様子を見に行くと、その伐採木の一か所に数匹の♂が集まっていました。
2025年6月17日火曜日
トゲナナフシ中齢幼虫
トゲナナフシの幼虫がだいぶ大きくなっていました。約1か月前の若齢幼虫と同様、虫仲間のYさんが見つけたものを撮らせてもらったものです。体長は約37mm。前回に比べると2倍以上の大きさで、小さなトゲもポツポツと出てきてトゲナナフシらしくなってきました。
(2025.06.07・明石公園)
2025年6月16日月曜日
マイマイガ終齢幼虫
今年はマイマイガ Lymantria dispar の幼虫が多いようだと思っていたら、アカメガシワの葉にちょっと見たことがないくらい大きな奴が乗っていました。体長は80mm弱。図鑑やネット情報でも終齢で60mm前後とされているので、平均よりかなり大きいことは間違いないでしょう。鮮やかな模様や密生した剛毛の束に思わず見とれてしまいました。ちなみに、孵化したばかりの1齢幼虫はこちらに載せています。
マイマイガは10年に一度くらい大発生すると言われていますが、それが数年続いた後、ウィルスや病原菌の流行によって突然終息することが多いようです。このあたりでは2013年に大発生後の大量死が見られました。今年は、少なくともこのあたりではまだそれほど増えているようには見えませんが、ひょっとしたら来年あたりの大発生の兆候かも知れません?
頭部の特徴的なハの字型の黒紋。密生した毛の間から単眼が光っているのが見えます。
2025年6月15日日曜日
カノコガを捕えたササグモ
あまりに普通種なのでカメラを向けることもほとんどないササグモ Oxyopes sertatus ですが、ちょうど大物を捕まえていたので撮ってみました。お腹の大きな♀です。
2025年6月14日土曜日
ヤマトケシマキムシ?
サクラの葉の裏に小さな影が見えたので、ゴミかなと思いながら念のため引き寄せてルーペで覗くと、小さいながられっきとした甲虫した。体長約1.6mmで、私の老眼ではどっちを向いているのかも分かりません。その場では科名すら思い浮かびませんでしたが、後で撮影画像を見るとなんとなく見覚えがあるので、過去の記事を探すと2度も(2015.04.16、2016.02.19)出していました。どちらも疑問符付きでヤマトケシマキムシ Melanophthalma japonica (ヒメマキムシ科)としています。それから約10年も経っているのでもう少し確かな情報が得られるかと、改めてネット上を探してみましたが見つからず、今回も疑問符付きのタイトルになりました。不確実ながらもこの種ではないかとした理由については前の二つの記事に書いています。