2024年6月6日木曜日

イタドリに集まっていたキボシツツハムシ

 前回前々回の記事のヒメコブハムシと同じイタドリの群落に、このキボシツツハムシ Cryptocephalus perelegans もたくさん来ていました。多くは葉裏にとまっていて、葉に触れると簡単に落下してしまいます。雌雄のペアもいくつか見られましたが、そんなわけで最初の日はすべて落としてしまい、一週間後に再挑戦してようやく撮影出来ました。このハムシを一度に多数見たのは初めてですが、調べてみるとかなり多食性のハムシで、イタドリも食草として知られているようです。また、以前に一度だけ見たのですが、このハムシもコブハムシ類と同じように産卵した卵に糞で覆いを施す習性があります。今回は多数の個体がいたので、中に産卵中の♀がいないかと探したのですが、見つかりませんでした。




葉裏に糞をしていた個体です。かなり時間をかけてお尻の先で糞を捏ねているような動作をしていたので、もしや産卵準備かと期待したのですが、やがて葉表に回ってしまいました。

葉表に回って、今度はやや液状の糞をしていましたが、やがて離れてしまいました。ただの排泄だったのだと思いますが、ひょっとするとほんとに産卵準備で、こちらが邪魔をしたせいで中止してしまったとすれば残念です。

一週間後にようやくペアを撮れました。♀は茎をせっせと齧っている最中で、そのおかげでおとなしくしていたようですが、やがて歩きはじめ、最後にはやはりポロリと落ちてしまいました。

(2024.05.25,最後のペアのみ6.01・明石公園)


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