2020年9月5日土曜日
2020年9月4日金曜日
2020年9月3日木曜日
2020年9月2日水曜日
球形のユードリナ(Eudorina sp.)
ボルボクスの仲間、ユードリナ Eudorina 属の一種です。群体が完全に近い球形で、こういうものは初めて見る気がします。これまでに見たものはほとんどがこちらやこちらのように完全な球ではなく、卵型に近い形でした。またこの群体は各細胞の大きさにばらつきがあります。「淡水微生物図鑑」によれば、ユードリナは「各細胞の大きさはほぼ同じ。ただしプレオドリナほどではないが、若干の違いがあるものもいる。」とのことなので、ユードリナ属で合っていると思います。
かなりの速さで回転していましたが、ほとんど場所を移動しないので撮影が楽でした。
球の赤道付近にピントを合わせオーバー気味の露出を与えると活発に動く鞭毛が写ります。
細胞数は64個ではないかと思いますが、どうやって数えればよいものやら。
細胞の大きさにばらつきがあります。
これらの写真では眼点が確認できませんが、次の動画では最後のあたりでそれらしき赤い点がちらほら見えています。
(2020.07.28・明石公園 桜堀にて採集)
2020年9月1日火曜日
キマワリ幼虫を運ぶアリガタバチの一種
ごつごつとしたアラカシの根方を大きなイモムシをぶら下げた黒いアリが、と思って近づくとアリではなくハチでした。これは初めて見る狩りバチか、と興奮しつつカメラを向けようにも手に持っていたのは高倍率レンズつきで、慌ててバッグからもう一台を取り出す間にもハチはどんどん歩いて行きます。見失うまでにどうにか数枚撮影できましたが、どれも遠すぎる上に半分はピンボケでした。
辛うじてピントの合った写真を見るとイモムシはキマワリの幼虫、ハチはアリガタバチのように見えます。キマワリの幼虫を獲物にするアリガタバチというのは聞いたことがありませんでしたが、いろいろ検索してみると1件だけ、ゴミムシダマシの幼虫を捕えたアリガタバチの写真が見つかりました。その記事ではそれ以上詳しい情報は得られませんでしたが、アリガタバチの仲間にその種の獲物を狩るものがいることは確かなようです。
以下、写真はすべて大幅にトリミングしているので不鮮明です。
辛うじてピントの合った写真を見るとイモムシはキマワリの幼虫、ハチはアリガタバチのように見えます。キマワリの幼虫を獲物にするアリガタバチというのは聞いたことがありませんでしたが、いろいろ検索してみると1件だけ、ゴミムシダマシの幼虫を捕えたアリガタバチの写真が見つかりました。その記事ではそれ以上詳しい情報は得られませんでしたが、アリガタバチの仲間にその種の獲物を狩るものがいることは確かなようです。
以下、写真はすべて大幅にトリミングしているので不鮮明です。
ハチの体長は約9mm、キマワリ幼虫は約16mm。ハンターに比べてずいぶん大きな獲物ですが、頭を咥えてぐいぐい引き摺り、やがて樹皮の下に姿を消してしまいました。冬場に葉の裏で越冬しているのは何度も撮影しているアリガタバチですが、生態の一端を見たのはこれが初めてです。
(2020.08.06・明石公園)
2020年8月31日月曜日
2020年8月30日日曜日
ファコタス(Phacotus sp.)
これは緑藻類のファコタス(Phacotus)の一種だと思います。
ちょうど碁石のような、厚めの空飛ぶ円盤とでもいった形で、小石が転がるように回転しながら視野を横切っていきます。二つのお椀を合わせたような殻の中に細胞が納まっているのだそうです。活発に運動している間はいろいろな角度をとるのでその全体の形が理解できるのですが、静止してしまうと円盤型であることしか分かりません。
ちょうど碁石のような、厚めの空飛ぶ円盤とでもいった形で、小石が転がるように回転しながら視野を横切っていきます。二つのお椀を合わせたような殻の中に細胞が納まっているのだそうです。活発に運動している間はいろいろな角度をとるのでその全体の形が理解できるのですが、静止してしまうと円盤型であることしか分かりません。
アオミドロと比べると分かるように、かなり小さな生き物です。
ちょうど横向きになると、二つのお椀を合わせたような形がよく分かります。画面左の赤っぽいものはカラヒゲムシ(Trachelomonas)です。
運動している同じ一つの細胞を撮ったもので、辛うじて鞭毛らしきものが見えています。
ほぼ静止した状態。赤い眼点が見えます。
動画です。
(2020.07.23・明石公園の水溜まりにて採集)
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