ネジキの葉の上で、鳥の糞に小型のハエが数匹集まっていました。
2021年5月10日月曜日
キモグリバエ科の一種
2021年5月9日日曜日
カシルリオトシブミ♂(深度合成)
イタドリの葉にカシルリオトシブミ Euops (Synaptops) splendidus が乗っていたので捕まえて帰りました。前脚が長大なので♂でしょう。縮こまった脚を少しでも拡げようと悪戦苦闘しているうちにゴミだらけになってしまいました。
2021年5月7日金曜日
ストロボを使った顕微鏡撮影について(つづき)
一昨日の記事の続きです。
顕微鏡撮影にストロボを使うようになったきっかけは、20年ほど前に行きつけの中古カメラ店から引き取ってきた古いツアイスの顕微鏡でした。一面にパラフィンがこびりついてジャンク同然に見えましたが、連日格闘した結果十分使える状態になり、大量の付属品の中には本で見たことのある微分干渉装置というものが含まれていることも分かりました。使い方もよく分からないままその微分干渉装置を取り付け、それらしい像を初めて見たときは感動したものですが、これで原生動物などを撮影しようとすると光源が少々非力で(8V15W)動くものを撮影はかなり困難、そこでストロボを使う方法を考えてみることになりました。
もともと設計が理に適っていない上に今のデジタルカメラのようにその場で撮影結果を見ながら調整を加えていくということもできないので、効率が悪くて光量が十分でなかったり照明ムラが出たりと問題は色々ありましたが、とにかく動き回る動物プランクトンをスナップ風にパチパチ撮りたいという目的は一応これで達せられました。
2021年5月6日木曜日
ヒゲクロキジラミ・幼虫と成虫
ネジキの葉の裏で黄色いキジラミ幼虫を見つけました。他の葉にもいて、どちらも終齢のようなので成虫もいるだろう思って周囲を探すと羽化直後の個体が2匹見つかりました。以前のブログに(種名は疑問符付きで)出したことのあるヒゲクロキジラミ Cacopsylla nigriantennata だと思います。
2021年5月5日水曜日
ストロボを使った顕微鏡撮影について
いつもご覧いただいている方はお気づきかも知れませんが、このブログに掲載している顕微鏡写真の多くは光源にストロボを使っています。海外サイトで見る原生動物やワムシの写真ではストロボ使用は珍しくはないようで、最近ではそのための装置を作って販売されている方もあるようですが、日本のサイトではあまり見かけません。使用上いろいろ問題もあって定常光源にとって代われるものではありませんが、動きの速い動物プランクトンの撮影などには大変有用な面があると思うので、私が現在用いている方法をここで紹介します。
これは今使っているニコンオプチフォトにストロボ装置をセットした状態です。4年ほど前にこの顕微鏡を入手した時に作ったもので、その後多少の変更を加えています。中央の黒い箱の中に集光レンズ、コンデンサの下に見える箱の中には45°に傾けたガラス板を入れてビームスプリッターとしています。ただの透明ガラスなので主光源からの光にはほとんど影響はなく、またストロボ光は非常に強いので通常の撮影で光量が不足することはまずありません。微妙な高さ調節が必要なのでストロボは小型のラボジャッキに載せています。顕微鏡の操作には非常に邪魔になりそうな配置ですが、慣れるしかありません。また常に定常光とストロボ光がミックスされているので、ストロボ撮影の場合でもシャッタースピードが遅かったり定常光が強すぎると画像に影響してしまいます。
次はいつものMWSさんのプレパラートを対物100/1.25の油浸、旧型の(千代田?)アッベコンデンサ1.25、偏斜照明で撮影したものです。1枚目が定常光(LED)、2枚目がストロボで、色収差が強いのでグリーンチャンネルだけ取り出しています。
その他、この方法では視野絞りが使えないという問題もあります。理想的には光源にごく近い位置でストロボ光を導入するのが良いのでしょう。昭和44年発行の「顕微鏡写真」に(竹村嘉生編)各顕微鏡メーカーの装置の図が載っています。ニコンとツアイスでは主光源の位置にストロボ放電管を置き、タングステン球はその後ろに置いて集光レンズによりフィラメントの像を放電管の中心に投影するという方式、ライツではそれぞれの光源にコレクターレンズを配したものを光軸を直交させる位置に置き、反射鏡で光路を切り替える仕組みのようです。どちらもケーラー照明が可能になりますが、素人工作で実現するのは難しいかもしれません。
2021年5月4日火曜日
モンキキナミシャクの幼虫
コナラの葉の上を歩いていたシャクトリムシです。枝に触れたので動きを止めてしまいました。体長は20mmくらい。モンキキナミシャク Idiotephria amelia だと思います。