2022年1月10日月曜日

クモヒメバチの幼虫を背負ったウロコアシナガグモ

 シャリンバイの葉の裏にいたウロコアシナガグモ。体長3.5mmほどの♀です。

気の毒なことに、背中にクモヒメバチの小さな幼虫がくっついています。一昨年5月にも同様の光景を出していますが、その時は幼虫がもっと成長していました。





(2022.01.05・明石公園)

2022年1月9日日曜日

ヤツデの枯葉から~その3~ チマダラヒメヨコバイがたくさん

 2か月ほど前に羽化の様子を出したばかりのチマダラヒメヨコバイです。越冬中の個体はよく見かけますが、こんなにたくさん集まっているのは初めて見ました。




翅端まで2.5mm前後です。

(2022.01.05・明石公園)

2022年1月8日土曜日

ヤツデの枯葉から~その2~ ヤマトクサカゲロウ 越冬色

 アシダカグモの次に出てきたのはヤマトクサカゲロウ Chrysoperla nipponensis でした。茶色っぽい越冬色です。スズキクサカゲロウによく似ていますが、顔の黒紋が違う他に、スズキはこちらのように越冬中も体色が変わりません。


体長約11mm。

(2022.01.05・明石公園)

2022年1月7日金曜日

ヤツデの枯葉から~その1~ アシダカグモ幼体

枯れたヤツデの葉が枝から垂れ下がっています。

皺くちゃになった大きな葉はこの時期、ちょっと拡げて覗いてみる価値があります。

出てきたのは体長12mmほどのアシダカグモ Heteropoda venatoria の幼体。

別の葉からもう1匹現れました。

大きさはほぼ同じ。兄弟でしょうか。身を隠そうとウロウロしますが、気温が低いので動きは緩慢です。

立ち止まったところで顔面を1枚。

(2022.01.05・明石公園)

2022年1月6日木曜日

卵嚢を守るムナボシヒメグモ

 キヅタの葉をめくるとムナボシヒメグモ Platnickina sterninotata が卵嚢を咥えていました。

以前にも11月に同じような情景を撮影していますが、冬の間ずっとこんな風に卵嚢を守っているんでしょうか。

クモの体長は約2.5mm。それに比べると随分大きな卵嚢です。

葉を裏返して撮影しているとあちこち逃げまわりますが、咥えた卵嚢は放しませんでした。

(2022.01.05・明石公園)

2022年1月5日水曜日

ウシカメムシ越冬中

 昨年も同じようなものを出していますが、イスノキの葉陰で越冬中のウシカメムシ Alcimocoris japonensis です。

ウシカメムシが乗っている実はおそらくすでにタマバエ(イスノキハリオタマバエ?)に寄生されていて、正常に大きくなれなかったもの(イスノキミコガタフシ)です。

(222.01.05・明石公園)

2022年1月3日月曜日

アリを捉えた謎の物質

 しばらく虫撮りができていないので、2か月前の写真です。
ネジキの葉の上で、なにやらゼリー状の塊にアリが捕まっていました。

元は液状だったと思われますが、すでに硬くなっていました。


アリはハリブトシリアゲアリでしょうか。ほぼ全身埋もれています。

(2021.11.19・学が丘北公園)