2022年2月22日火曜日

カルケシウムの一種(Carchesium sp.)

群体性のツリガネムシ、カルケシウム Carchesium の一種です。同じく群体性で以前にも掲載したエピスティリス Epistylis と違って、普通のツリガネムシのように柄が収縮します。


この群体は直径1mm以上あって、肉眼では白い塊に見えます。

暗視野で。

微分干渉で(以下同じ)。



画面下よりのピンクの筋は、光っている珪藻です。




動画です。



(2022.02.01・明石公園 桜堀にて採集)


2022年2月21日月曜日

アザミウマ科 Mycterothrips fasciatus(深度合成)

 近所の公園で採集したアザミウマです。カクレミノの葉を捲るとかなり高い確率で見つかりました。2年前にも掲載した、アザミウマ科の Mycterothrips fasciatus Masumoto & Okajima だと思います。前回もカクレミノで見つけていて、この植物で育つ種なのかも知れません。体長は約1.4mmです。







(2022.01.18・松が丘公園にて採集)

2022年2月20日日曜日

コガネコバチ科 Acroclisoides sp.

 以前のブログで何度も登場した(こちらこちら)大頭のコガネコバチ、Acroclisoides 属の一種です。近所の公園で見つけて持ち帰りスタック撮影しました。






(2022.02.05・松が丘公園にて採集)

2022年2月19日土曜日

クモヘリカメムシ越冬中

 クロガネモチの幹を這うヘデラの葉の裏に、クモヘリカメムシ Leptocorisa chinensis が隠れていました。


よく見るとゴミだらけです。

(2022.02.09・明石公園)

2022年2月18日金曜日

脱皮できないクロスジホソサジヨコバイ

 先日雌雄の成虫を出したばかりですが、カクレミノの葉裏で脱皮の途中らしきクロスジホソサジヨコバイの幼虫を見つけました。しかし気温が低いせいか、他の理由で弱っているのか、撮影を始めても一向に脱皮が進みません。こちらが邪魔をしているせいかと思って1時間ほどその場を離れていた後で覗いてみても、はじめと同じ状態でした。すでに新しい表皮が固まりかけているのかも知れません。ヨコバイ類に限らず脱皮や羽化の途中で死んだ虫を見かけることは多いですが、虫にとってはやはり試練の時なんでしょうね。

背面の表皮が左右に割れて、腹部が覗いています。



ときどきこんなふうにお尻を持ち上げるのですが、効果は無いようです。


(2022.02.09・明石公園)

2022年2月16日水曜日

アオモンツノカメムシ・越冬中の雌雄

 昨年9月にカクレミノに産卵しているのを見たアオモンツノカメムシ Elasmostethus nubilus ですが、この日は朽木の樹皮の下で越冬しているのが見つかりました。


2、3匹裏返してみると♂♀どちらもいたので、腹面後端部を撮っておきました。

これは♀です。


これが♂。

近似種のヒメアオモンツノカメムシ E. rotundus との雌雄の腹端部の違いについては以前のブログの記事小樽博物館の山本亜生からいただいたコメントがあります。ヒメアオモンが見つかれば比較してみたいところですが、このあたりの平地にはいないようです。

(2022.01.27・舞子墓園)

2022年2月14日月曜日

ディレプタス(Dileptus SP.)

2年ほど前にも同じものを出していますが、 ディレプタス属(Dileptus)の一種です。単細胞の繊毛虫もこれくらい大型のものになると迫力があります。




ツリガネムシには関心が無さそうでした。

この種やパラディレプタスなどでよくあることですが、観察中に鼻(?)の先が溶けて少し短くなってしまいました。



動画です。


(2022.01.13・明石公園の池にて採集)