2年前に出したものと同種かも知れませんが、木の幹の洞でクモの残した糸に並んでぶら下がっていたタマバエ科(Cecidomyiidae)の一種です。
撮影時には気づいていなかったのですが、右から2番目は2匹がぴったり向かい合っています。2022年7月1日金曜日
クモの糸にぶら下がるタマバエ科の一種
2022年6月30日木曜日
アカクビナガハムシ
垂れ下がったサルトリイバラにアカクビナガハムシ Lilioceris subpolita が集まっていました。できれば自然光で撮りたい虫ですが、風のある日で蔓が始終揺れているのであきらめ、すべてストロボ撮影となりました。幸い、光沢のあるわりにはストロボ一発でも色の出やすい被写体です。久しぶりに出会ったハムシなので、あちこちにたくさん生えているサルトリイバラを見て回りましたが、他では見つかりませんでした。
2022年6月29日水曜日
キマダラカメムシ卵に産卵するタマゴクロバチの一種
キマダラカメムシはここ数年で急速に数を増やして今やこのあたりでは最普通種になってしまいました。その卵も木の葉の裏に産みつけられたものがよく目につきますが、空になった卵殻を見ると寄生率もかなり高いようです。以前にも持ち帰った卵塊からナガコバチ科 Anastatus 属の雌雄が羽化して出てきましたが、今回はハラビロクロバチ科のタマゴクロバチ亜科の一種がキマダラカメムシの卵に産卵しているところに遭遇しました。
2022年6月28日火曜日
ドウシグモ
アラカシの幹の窪みになにか黒光りするものが見えたのでルーペで確認すると、久しぶりに見るドウシグモ Asceua japonica でした。この公園ではここ数年で樹木の大量伐採が進み、いろんな虫にまつわる思い出のある多くの木が姿を消してしまいました。当然のことに強い抗議の声が上がって現在ひとまず伐採は止まっていますが、今後のことは分かりません。過去にこのクモを撮影した記憶のあるアラカシやムクノキも伐られてしまったので、もともとそんなに多くはないこのクモがまだ生き延びていることが分かったのは嬉しいことではあります。今回は体長3mmほどのメスで、成体だと思います。
2022年6月27日月曜日
カタツムリの子どもたち
モチノキの幹に、小さなカタツムリがたくさんくっついていました。
2022年6月26日日曜日
オオマエキトビエダシャク
サクラの枝を見上げて歩いていると、きれいな蛾が目に入りました。オオマエキトビエダシャク Nothomiza oxygoniodes だと思います。同属のマエキトビエダシャク N. formosa もよく似ていますが、前翅前縁の黄色部の形で区別できるので、間違いないでしょう。両種ともモチノキ科が主な食草と言うことですが、この公園ではモチノキが最も多い樹木の一つです。
2022年6月25日土曜日
シバンムシ科の一種(?Anobium sp.)
サクラの葉の裏で交尾していたシバンムシの一種です。調べてみると以前のブログで12年前にも全く同じような写真を出していました。今回海外サイトで見られる標本画像などを色々見比べると、全体の体形や上翅の条線などはAnobium 属が最も似ているようです。前回も今回も触角すら写っていないのでそれ以上の推測は無理でしょう。そのうち気が向いたら採集してみようと思います。