落ち葉の中から拾い上げた枯れ枝に、赤いダニがたくさんくっついていました。こちらと同じ、イトダニ科(Uropodidae)の一種です。以前BABAさんがブログに掲載されたこのダニの美しい深度合成画像を見て、ああいう画像を自分も一度撮っておきたいと思っていたので、フィルムケースに数匹放り込んで帰りました。
これはやや大きめで甲が高く、体色の暗い個体。腹面です。脚がきれいにしまい込まれています。ゴミだらけですが、これでもかなり掃除したつもりです。2022年11月2日水曜日
イトダニ科(Uropodidae)の一種
こちらはやや小型で甲が低く、体色の明るい個体。背面です。一見何もないつるつるの滑らかな甲羅に見えますが、ごく細かな毛が疎らに生えています。
もう1枚。
(2022.10.27・明石公園にて採集)
2022年10月31日月曜日
2022年10月30日日曜日
ヨモギハムシ
普通種ですが当ブログでは多分初登場のヨモギハムシ Chrysolina aurichalcea です。
近くにいた別のペア。風があってちょっとブレました。
これは♀。
こっちが♂。
河川敷のヨモギでこんなペアがたくさん見られました。産卵中の♀がいないかと探しましたが、見つかりませんでした。
同じペアをストロボで。この種の光源には向かない被写体です。
(2022.10.27・神戸市西区伊川)
2022年10月29日土曜日
ムクノキクチナガオオアブラムシとクロクサアリ
10年以上前から同じムクノキの幹に棲みついているアリとアブラムシ。樹皮をそっと剥がしてみるとやはりいました。以前のブログに出したのと同じ木で、アリはクロクサアリ Lasius fuji、アブラムシはムクノキクチナガオオアブラムシ Stomaphis aphananthae だと思います。このアブラムシは以前はエノキやケヤキにつくヤノクチナガオオアブラムシ Stomaphis yanonis と同種とされていたのですが、1979に別種として新種記載されたそうです。
アブラムシを咥えて歩くアリもいます。
(2022.10.21・明石公園)
2022年10月28日金曜日
2022年10月26日水曜日
フタスジヒメハムシ
友人から毎年恒例の丹波の黒枝豆が届いたので、夕食のビールのつまみにと早速莢とりをしていると、拡げた新聞紙の上を小さなハムシが歩いていきます。とりあえず捕まえてフィルムケースに放り込んでいたのを、二日ほど経ってから思い出して開けてみるとすでに死んでいました。スタック撮影してから調べてみると豆類、特に大豆の害虫として知られるフタスジヒメハムシ Medythia nigrobilineata のようです。以前にも撮影しているような気もしますが、当ブログでは初登場だと思います。
大きなゴミを見落としていました。
なにやら液体のようなものを口から吐いいます。これは取り除こうとしたのですが固まってしまっていて取れませんでした。
(2020年10月22日)
2022年10月24日月曜日
オオズアリとヒメアリ~アカメガシワの花外蜜腺~
このあたりで見かけるアリの中でもオオズアリ Pheidole noda とヒメアリ Monomorium intrudens は姿が美しいので特に気に入っています。この日は他種のアリや小昆虫とともにアカメガシワの花外蜜腺にやってきたところを狙ってみました。
まずオオズアリ。卵型の頭部や長い脚など、ちょっとアシナガアリに似ています。ここにいたのは全て(小型)働きアリで、巨大な頭を持つ兵アリ(大型働きアリ)はまだ一度しか見たことがありません。
この個体で体長約2.7mmです。
(2022.10.20・舞子墓園)
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