黄・赤・白の色分けが美しい蛾で、メイガ科のアカマダラメイガ Oncocera semirubella で間違いないと思います。足元の草むらからとび出して近くの葉の上にとまったのですが、カメラを近づけると飛んで少し離れた場所にとまるということを何度か繰り返した末、遠くへ消えてしまいました。頭端から翅端まで約14mm。食草はマメ科のメドハギなどのマメ科植物だそうです。
2022年6月22日水曜日
2022年6月21日火曜日
クロオオアリを捕えたアオオビハエトリ
ツユクサの葉の上で、アオオビハエトリ Siler vittatus がクロオオアリを捕えていました。アリ専門のハンターとは言え、ずいぶん大きな獲物を仕留めるもんですね。
2022年6月20日月曜日
ウシカメムシ初齢?幼虫
アラカシの葉の裏で卵の抜け殻の周りに仲良く輪を作っているカメムシの幼虫を見つけました。クサギカメムシかと思っていましたが、撮った画像をよく見るとウシカメムシ Alcimocoris japonensis のようです。このような状態の幼虫は初めて見ました。卵殻に比べてずいぶん大きく見えますが、キマダラカメムシの初齢幼虫でも脱け殻よりはるかに大きくなるので、この幼虫たちもまだ初齢ではないかと思います。脱け殻は10個で幼虫も10匹。このカメムシが産卵するところは2度(こちらとこちら)見ましたが、いずれも卵数は10だったので、これが標準なのかもしれません。幼虫の体長は2mm弱です。
(2022.06.08・明石公園)
2022年6月19日日曜日
ニセクロオビケシマキムシ
セイタカアワダチソウの葉裏にいた小甲虫です。保育社の甲虫図鑑でクロオビケシマキムシ Corticaria ornata とあたりをつけたのですが、ネット情報で同属のニセクロオビケシマキムシ C. geisha という酷似種が存在することを知りました。今坂正一とE-アシストというサイトには両種の標本画像が示されていて、それと見比べると今回撮影した個体は“ニセ”の方に似ているようです。クロオビはニセクロオビに比べてトレードマークの黒帯が薄くてしばしば消失し、また上翅の毛がより長く立っているのが特徴だそうですが、かなり微妙な違いなので、とりあえず疑問符付きでニセクロオビケシマキムシとしておきます。
2022年6月18日土曜日
ハススジハマダラミバエの一種とナメクジハバチ幼虫
5月中頃から、木の葉の裏を歩き回るハススジハマダラミバエの仲間(Anomoia 属)がたくさん見られるようになりました。
これはエノキの葉裏にいたもの。翅の斑紋を過去にブログに掲載した種と見比べると、こちらで未記載種らしいとしたものと同じ種のようです。2022年6月17日金曜日
トビイロヒョウタンゾウムシ
砂浜に落ちていた板切れの裏にくっついていました。トビイロヒョウタンゾウムシだと思います。体長約7mm。以前に出したサビヒョウタンゾウムシと同じ Scepticus 属ですが、サビヒョウタンが内陸性なのに対してこちらは海浜性だそうです。
ところで手元にある保育社の原色日本甲虫図鑑(1986)ではサビヒョウタンが Scepticus griseus、トビイロヒョウタンが S.uniformis とされていたので前回サビヒョウタンの記事でもそれに倣っていたのですが、日本列島の甲虫全種目録 (2022年)ではトビイロが S. griseus でサビヒョウタンは S. insularis に変わっていました。
2022年6月16日木曜日
ウリハムシモドキ
海岸のハマボウフウの上にいたウリハムシモドキ Atrachya menetriesi です。普通種ですが、過去に撮影した記憶がほとんどありません。ブログに出すのも初めてだと思います。