トベラの葉を捲っていると、ヨツモンホソチャタテ Graphopsocus cruciatus が何匹も見つかりました。
葉裏に縦横に糸を張ってその下に潜んでいます。腹部が小さいので♂でしょう。翅端まで4.1mmほどですが、体長はその半分の約2.1mmです。2025年1月7日火曜日
ヨツモンホソチャタテ ♂・♀・幼虫
正面から。
幼虫もいました。やはり糸を張っています。体長は1.8と2.1mmくらいです。
2025年1月6日月曜日
2025年1月5日日曜日
ヒメコバチ科の一種(?Elachertus sp.)
冬場の虫撮りではあいかわらずせっせと葉っぱめくりをやっていますが、十数年も前に比べると葉裏で越冬している虫も種数・個体数ともに見る影もないほど少なくなってしまいました。わずかに見つかるのもおなじみさんばかりです。
写真のヒメコバチは触覚の毛がふさふさしていたので♂ではないかと思い、採集して帰って深度合成撮影もしましたが、やはり以前のブログに出した Elachertus sp. と同種か同属の♂のようです。カクレミノの葉裏にいました。
以下、深度合成画像です。
同じ Elachertus の一種の♂の画像がBABAさんのところで見られます。
(2024.12.20・舞子墓園)
2025年1月1日水曜日
2024年12月25日水曜日
アケビコノハとオオハナアブ
枯れてしわくちゃになったヤツデの枯葉をひろげてみると、こんなものが隠れていました。
枯葉そっくりのアケビコノハ Eudocima tyrannus とオオハナアブ Phytomia zonata です。市街地の公園でも普通に見かけるオオハナアブですが、越冬中の姿はあまり見かけません。12月としても寒い日でしたが、2、3枚撮るうちに元気に飛んでいきました。
せっかくの機会なので、各部のアップも撮らせてもらいました。
暖かそうな毛並みです。
顔の前に突き出しているのは下唇鬚で、左右から伸びたものが上下にずれています。
前から見るとこんな感じです。
上翅の斑紋。
(2024.12.18・明石公園)
2024年12月24日火曜日
トウネズミモチのミカンコナジラミ幼虫
トウネズミモチの葉裏にぽつぽつとミカンコナジラミ Dialeurodes citri の幼虫がついていました。柑橘類の害虫なのでこんな和名をつけられていますが、他にも多くの樹木に寄生するようで、近所の公園ではこのトウネズミモチやクチナシでよく見つかります。写真はすべて同じ倍率で、体長は1.2から1.6mmくらいです。平べったい体つきなので角度をうまく合わせればほぼ全体にピントが合うはずなんですが、手持ち撮影ではなかなかうまくいきません。
(2024.12.20・舞子墓園)
2024年12月20日金曜日
チャタテ科の一種
モッコクの幹を、ムツテンチャタテかイダテンチャタテでもいないか探していると、個人的には初見と思われるチャタテが見つかりました。前胸背板から前翅の基部にかけての黒っぽい部分が特徴的で、これまでに撮影した記憶がありません。翅脈を見るとチャタテ科だと思われますが、複眼が大きいので♂でしょう。体長2.8mm、翅端まで4.3mmくらいです。
(2024.12.10・明石公園)
登録:
投稿 (Atom)