先日、チビハナゾウムシがたくさん集まっていたアカメガシワを見に行くと、ゾウムシはほとんど姿を消していましたが、クサカゲロウの仲間の幼虫が1匹、花外蜜腺に来ていました。
2025年7月17日木曜日
アカメガシワの花外蜜腺に来たクサカゲロウ幼虫
2025年7月15日火曜日
モグリチビガ科の一種?
翅端まで2.6mmほどの微小な蛾です。樹液の染み出たアベマキの幹を調べている時に、ちょうど目の前に飛んできて樹皮の窪みの中にとまりました。こちらと同じモグリチビガ科(Nepticulidae)の一種ではないかと思っているのですが、確信はありません。触角の根元が広がっていて複眼が全く見えませんが、これは眼帽と呼ばれるものです。“みんなで作る日本産蛾類図鑑V2”によるとこの特徴を持っているのはモグリチビガ科の他にはヒラタモグリガ科とハモグリガ科にほぼ絞られるそうなので、他の二つの科のどちらかかも知れません。触角を拡げればばこちらのハモグリガのようにその下から複眼が現れるはずです。
2025年7月12日土曜日
ミツヒダアリモドキ(深度合成)
ミツヒダアリモドキ Nitorus trigibber は以前のブログで2度出していますが、あらためて確認するとどちらも明石公園で撮ったものでした。これまでに数えるほどしか撮っていない種ですが、何しろ小さいので目に留まらないだけで、ビーティングでもすれば結構落ちてくるのかもしれません。サクラの葉裏で見つけたのですが、逃げ回って撮らせてくれないので今回は持ち帰ってスタック撮影してみました。相変わらず展脚がちゃんと出来ませんが、脚の数が減る前にあきらめました。
姿がアリに似ているからアリモドキですが、写真を見るとそれほど似ているようには見えません。アリとは違って立派な翅を持っているので、その分腹部が大きく見えるせいでしょうか。ただ、木の葉の裏についているのをシルエットで見ると確かにアリと見間違えそうです。
2025年7月10日木曜日
キュウシュウクチブトカメムシの幼虫
イヌビワの葉に乗っていた美しいカメムシ幼虫。この色や光沢から未だ実物を見たことのないアオクチブトカメムシか、と思ったのですが、虫仲間に見せるとキュウシュウクチブトカメムシ Eocanthecona kyushuensis ということでした。成虫は見たことがありますが、幼虫は初めてです。はじめの3枚はいつものストロボ一発、後の2枚は少し明るい場所に移動して自然光で撮ったものですが、カメラを近づけると逃げ回ってなかなか止まらないので満足な写真は撮れずに終わりました。体長は約10mmで、終齢だと思います。
クチブトカメムシの幼虫と言えば、10年以上も前にこの公園でこの仲間の若齢と思われる幼虫を撮っています(こちら)。図鑑やネット画像などいろいろあたってみたのですが、今のところ不明のままです。
2025年7月8日火曜日
チビハナゾウムシ(アカメガシワの花外蜜腺)
* 2025.07.17・訂正 *
何と、和名を間違えていました。ヒメハナゾウムシとしていたのをチビハナゾウムシに訂正しました。
アカメガシワの葉の付け根で何やらごそごそ動いていると思ったら、花外蜜腺に集まったチビハナゾウムシ Anthonomus (Anthonomus) minor でした。