2026年1月20日火曜日

不明カスミカメムシ幼虫

 昨日の記事に続き同じくアオギリの落ち葉から出てきたカスミカメムシですが、今回は幼虫です。撮影時には、頭部から胸部にかけての側面を走る赤い筋を見て、以前に同じ場所で見た外来カスミカメ Campyloneura virgula だと思っていました。しかし写真を比較すると似ているのはその赤い筋だけで、それも今回のものはより細くて短く、触角の赤い斑紋もありません。体形にも違いがあります。ということで他の候補を探さなければならないのですが、カスミカメムシの幼虫の画像は図鑑にもネット上にもほとんどなく、今のところ全く見当がつきません。体長は約2.7mmです。
ちなみに Campyloneura virgula についてはカグヤホソカスミカメという和名がつけられたそうです。あちこちで見つかっているようなので、一度成虫を見たいのですがまだ叶いません。






(2026.01.12・舞子墓園)

2026年1月19日月曜日

不明カスミカメムシ

 これもアオギリの落ち葉の中から出てきた、カスミカメムシ科の一種です。ほとんど茶一色の特徴にとぼしい外見で、カメムシ図鑑やネット画像を探し回ったのですが、一致する種が見つかりませんでした。もしかするとこれも越冬色で、本来の体色が失われているんでしょうか。翅端まで約5.8mmです。





(2026.01.12・舞子墓園)

2026年1月18日日曜日

枯葉の間で越冬するツヤアオカメムシ

 アラカシの、重なり合った枯葉の間にきれいな緑色が覗いているのでそっと広げてみると、ツヤアオカメムシが3匹出てきました。2023年の夏の大発生して、次の冬には越冬個体がいたるところで見られましたが、前回の冬はあまり見かけませんでした。それがこの冬はまた少し増えているようで、落ち葉の中などでもよく見つかります。
こちらの記事によれば、ツヤアオカメムシは山のスギやヒノキの実で育つということで、この公園では卵も幼虫も見たことがないように思います。

キンバエの仲間も7、8匹、仲良く一緒に隠れていたのですが、隠れ家をひろげるとほとんど逃げていきました。双翅目は寒くても活発に動きます。

(2026.01.09・明石公園)


2026年1月17日土曜日

ハネナシヒメバチの一種

 はじめ見た時は触角が異様に長いことしか分かりませんでしたが、ファインダーを覗いてみるとこれまで一、二度しか見たことのないハネナシヒメバチ属 Gelis の仲間でした。以前のブログでアソハネナシヒメバチと思われるものを出していますが、それとは体形も違うし、触角も2倍近くの長さがあります。産卵管も見えないので♂でしょうか。ネット上でも多くの画像が見られますが、ほとんどがハネナシヒメバチの一種とされているだけで、種名まで見当つけるのは難しそうです。
体長は約3.7mmで、前回の記事と同じアオギリの落ち葉をひろげて見つけました。




(2026.01.12・舞子墓園)



2026年1月16日金曜日

クビキリギスとホソヘリカメムシ

足元 一面に散らばったアオギリの大きな枯葉を片っ端からひろげてまわって、出てきた一番の大物はこのクビキリギスでした。ホソヘリカメムシはおまけです。



(2026.01.12・舞子墓園)

2026年1月14日水曜日

タマバチトビコバチ

 冬場恒例の葉めくりも近頃は収穫がめっきり減ってしまって寂しい限りですが、これはこの日のわずかな獲物の一つ、タマバチトビコバチ Cynipencyrtus flavus です。以前のブログにも掲載していますが、その記事にezo-aphidさんからいただいたコメントにあるように、かつてはキイロクヌギトビコバチという和名がつけられていました。北隆館の大図鑑には Cynipencyrtus として2種、キイロクヌギトビコバチ C. flavus とクヌギトビコバチ C. bicolor が掲載されていますが、後に両種は同一種として C. flavus に統一され、さらに所属がトビコバチ科からマメトビコバチ科 Tanaostigmatidae に移されるとともに和名もタマバチトビコバチに改められたということです。その和名通り、タマバチ類に寄生するようです。
ところで、学名で検索するとこちらに標本画像が出ていますが、そこでは科名が Cynipencyrtidae(タマバチヤドリトビコバチ科)とされています。他のいくつかの海外サイトでも同じ科名があてられていますが、 もちろん Tanaostigmatidae としているサイトもあります。所属が更に変更になったのか、研究者によって一致していないのか、よく分かりません。

カクレミノの葉裏で主脈の陰にうずくまっていましたが、葉を裏がえすと歩き始めました。
体長は2.3mmくらいです。


黄色くて一面にあばたのあるお顔はお馴染みの Neanastaus albitarsis にちょっと似ています。

(2026.01.09・明石公園)


2026年1月13日火曜日

アカサシガメ

 昨年末にイチモンジカメムシを見つけたのに味を占めて、しつこくキリの落ち葉をめくって歩いていると、今度はアカサシガメ Cutocoris russatus が出てきました。春から成虫が見られるので成虫越冬だろうとは思っていましたが、実際に冬場に見るのは初めてかも知れません。名前を“赤”サシガメと言ってももともとあまり鮮やかな赤色ではありませんが、やはり越冬色でしょうか、活動期に比べるとかなり色褪せているように見えます。





(2026.01.09・明石公園)