枯れてしわくちゃになったヤツデの枯葉をひろげてみると、こんなものが隠れていました。
枯葉そっくりのアケビコノハ Eudocima tyrannus とオオハナアブ Phytomia zonata です。2024年12月25日水曜日
アケビコノハとオオハナアブ
2024年12月24日火曜日
トウネズミモチのミカンコナジラミ幼虫
トウネズミモチの葉裏にぽつぽつとミカンコナジラミ Dialeurodes citri の幼虫がついていました。柑橘類の害虫なのでこんな和名をつけられていますが、他にも多くの樹木に寄生するようで、近所の公園ではこのトウネズミモチやクチナシでよく見つかります。写真はすべて同じ倍率で、体長は1.2から1.6mmくらいです。平べったい体つきなので角度をうまく合わせればほぼ全体にピントが合うはずなんですが、手持ち撮影ではなかなかうまくいきません。
2024年12月20日金曜日
チャタテ科の一種
モッコクの幹を、ムツテンチャタテかイダテンチャタテでもいないか探していると、個人的には初見と思われるチャタテが見つかりました。前胸背板から前翅の基部にかけての黒っぽい部分が特徴的で、これまでに撮影した記憶がありません。翅脈を見るとチャタテ科だと思われますが、複眼が大きいので♂でしょう。体長2.8mm、翅端まで4.3mmくらいです。
2024年12月18日水曜日
オナガコバチ科 Torymus sp.(深度合成)
先日の記事のクヌギハケタマフシに産卵していたオナガコバチ科 Torymus sp.の小型種の方ですが、その数日後同じ木を見に行くとまだ2、3匹が産卵していたので、スタック撮影のために1匹採集して帰りました。残念ながら冷凍殺虫で腹部が縮んでしまい、また絡み合った脚もそのままですが、この小さなハチの美しさは分かっていただけると思います。
2024年12月9日月曜日
晩秋のハラビロカマキリ幼虫
11月以降、孵化したばかりと思われる季節外れのハラビロカマキリ幼虫をちらほら見かけました。今年は10月に入っても夏のような高温が長く続いたので、少し早めに産み付けられた卵が孵化してしまったのかと思いますが、ネット情報を探すと今年に限らず、またハラビロ以外でもカマキリ類の卵が年内に孵化してしまうのは特に稀な現象でもないようです。これらの幼虫が生きて冬を越せるとは思えませんが、これも温暖化の影響なんでしょうか。
写真の2匹はそれぞれ別の日に同じ公園内で撮ったものですが、場所はかなり離れているので別々の卵から生まれたものだと思います。
2024年12月4日水曜日
2024年11月30日土曜日
クヌギハケタマフシに産卵するオナガコバチ科の一種(Torymus sp.)
アベマキの葉裏に出来たクヌギハケタマフシに、金属光沢に輝く美しいオナガコバチが産卵していました。大きさや体色の異なる2種がいて、どちらも以前コナラの枝先のナラメリンゴフシに産卵していた種によく似ています。おそらくTorymus 属ではないかと思いますが、確かではありません。同じ虫こぶに産卵するハチとしては、この秋だけでイソウロウタマバチ、カタビロコバチ、ナガコバチに続いて4種目ですが、一種類の虫こぶがずいぶん多種類のハチに狙われるものです。