石の上を高速で走るオオウロコチャタテ Stimulopalpus japonicus は以前のブログで一度掲載しています(こちら)。
夏場にいつもの公園の石垣を探すといくらでも見つかるものですが、その割にはいざ撮ろうとすると逃げ足が速く追いかけるのも面倒なので、いつも見て見ぬふりで通り過ぎていました。
ところが今回、久しぶりに撮り始めて見ると、すべて同じ種だと思っていたのが実は2種、というか形態や模様に二つのタイプがあることに気付きました。
まず、次の2個体はオオウロコチャタテで間違いないと思います。
夏場にいつもの公園の石垣を探すといくらでも見つかるものですが、その割にはいざ撮ろうとすると逃げ足が速く追いかけるのも面倒なので、いつも見て見ぬふりで通り過ぎていました。
ところが今回、久しぶりに撮り始めて見ると、すべて同じ種だと思っていたのが実は2種、というか形態や模様に二つのタイプがあることに気付きました。
まず、次の2個体はオオウロコチャタテで間違いないと思います。
どちらも翅端まで約4.2mm。前翅の斑紋は細かな違いを無視すれば双方よく一致します。
次はもう一つのタイプ。
これら3個体は翅端まで約2.8~3.2mmとひとまわり小型です。これは単に翅が短いだけのようですが、そのため少しずんぐりした体型に見えます。そして前翅や頭部の斑紋は3個体の間ではよく似ていますが、はじめのタイプとかなり異なっています。
顔面はこんな感じ。以前の記事の顔面写真と見比べると斑紋の違いがよく分かります。
実はその7年前の記事にも二つのタイプが混ざっていたのですが、当時は単に個体変異だろうと片付けていたのでした。
これら二つのタイプは同じ場所で混在しているので、おそらく同じ種(つまりオオウロコチャタテ)の♂と♀(どっちがどっちか分かりませんが)ではないかと思うのですが、参考資料が無いので確かなことは分かりません。
ついでに、幼虫たち。
体長約1mm。
体長約1.5mm。
小さな幼虫もよく走りますが、成虫と違ってちょっとした窪みに入るとそこでじっとしていることが多いようです。
(2019.08.25,09.17・明石公園)
Hello sir,
返信削除I'm an undergraduate student at National Taiwan University working on Amphientomidae of Taiwan.
The second species seems to be Paramphientomum nigriceps described from Taiwan. A dissection will be needed for further identification.
I'd like to know if you have collected specimen for examination?
It would be of great help for my study.
Thank you,
Paul LIN
Hello, Mr. LIN. I am the author of this blog. Thank you for telling us about this psocid. But unfortunately I have never collected this. I am sorry that I cannot help you.
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