スチコロンケ(Sticholonche zanclea)は現在では放散虫に含められるそうです。以前にも掲載していますが、ピントの浅い画像で全体像を見せるのには大変都合の悪い形をしています。今回は採集したサンプルの中に内容物がほとんど抜けて殻だけになったようなものを見つけたので、バラバラにならない程度にカバーガラスで軽く押しつぶし、深度合成撮影をしてみました。
まず暗視野で。放射状に伸びる針のような骨片の束がいくつも見えますが、このような束が細胞全体では14個あるそうです。
明視野でも撮りました。
これは偏斜照明。針状骨片の基部は鏃のような形です。