先日も出したばかりのコレプス(Coleps sp.)ですが、分裂途上の細胞を見つけました。
2021年9月30日木曜日
2021年9月29日水曜日
カメノコウワムシ属の外来種?(Keratella ?americana)
いつもの池ではごく普通に見つかる小型のワムシで、カメノコウワムシ Keratella cochlearis だと思っていたのですが、あらためて手持ちの図鑑類などで確認すると別種のようです。この種には多くの変種があって、和名の由来である背甲の亀甲模様もそれぞれ異なるのですが、それが図鑑に掲載されているくつかの型のどれにも当てはまりません。そこでネット情報を探してみると、四日市大学生物学研究所のサイトで紹介されている Keratella americana f. hispida という種によく一致することが分かりました。「Keratella cochlearisに似ているが,背面の亀甲模様が全く異なる.Keratella valga等のように,中央に六角の亀甲が4個並ぶことで区別できる。外来種。東海地方の池沼では普通に見られる。」と説明されています。そこに掲載されている画像は小さくて分かりづらいのですが、いくつかの海外サイトの図でよく確認できます。今回は数個体を撮影しましたが、亀甲模様の型はすべて同じでした。
2021年9月27日月曜日
オビコシボソガガンボ?
クサギの葉の上で交尾していたコシボソガガンボの一種です。多くのサイトで画像が掲載されているオビコシボソガガンボ Ptychoptera japonica と同種のように見えますが、近似種の有無もはっきりしないので、種名には疑問符をつけておきます。
体長は左の♀が7.5mm、♂が5mmくらい。♂は脚を2本失っています。2021年9月26日日曜日
ヨツメヒメハマキ
これはヨツメヒメハマキ Cydia danilevskyi だと思います。幼虫はコナラやミズナラの実を食べるそうですが、確かにコナラの多い場所でした。翅端まで9mmくらいです。
2021年9月25日土曜日
タイワンヒゲナガアブラムシとマミー
アキノノゲシの葉裏についていたタイワンヒゲナガアブラムシ Uroleucon formosanum です。
2021年9月24日金曜日
オキシトリカの一種?(?Oxytricha sp.)
以前のブログでも同じタイトルで出していますが、こちらの方が大型で刺毛の様子にも違いがあって別種ではないかと思います。またどちらもアンフィシエラ Amphisiella その他のよく似た属かも知れません。
(2021.08.06・明石公園の池にて採集)
2021年9月23日木曜日
ジュズダニ科の一種・幼体?
濡れ落ち葉の上を 歩いていた足の長いダニ。ジュズダニ科(Damaeidae)の一種だと思います。体長約0.3mmで、幼体でしょうか。小さすぎて、どこにピントが合っているのかわからないような写真ばかりです。
2021年9月22日水曜日
2021年9月21日火曜日
2021年9月19日日曜日
泳ぐパラディレプタス(Paradileptus sp.)
これはパラディレプタスの一種(Paradileptus sp.)で、以前にこのブログでも出していますが、細胞前端が象の鼻のように長く伸びた大型の繊毛虫です。動きも活発で、広い水中では回転しながら自在に泳ぎ回るのを実体顕微鏡で見ることができますが、それをスライドガラスにとってカバーガラスの下に閉じ込めると速やかに弱ってしまうことが多く、あまり長く撮影を続けられません。細胞を圧迫しないように2枚のガラスの間隔を充分とっていてもやがて動きが遅くなり、なぜか長い鼻も水に溶けるように消失してしまうのです。そこで今回はカバーガラスの下に厚さ1mmほど(細胞全長の2倍以上)の空間を作り、低倍率でその遊泳を撮影してみました。5、6個体を一緒に封入しましたが、動きが速いので画面に入るのもピントが合うのも運次第です。
2021年9月18日土曜日
カタビロアメンボ科の一種・幼虫
プランクトン採集が目的で掬ってきた池の水をシャーレに入れて実体顕微鏡で覗いていると、時々水面を滑るように動く小さな虫が目にとまりました。池などで水を採集すると水面にいる微小なトビムシ類が入ってくることは多いのですが、よく見るとこれはカメムシ類です。体長約0.7mmと0.6mm足らずの大小2匹がいました。調べてみるとカタビロアメンボ科 Veliidae のようで、この仲間は成虫でも体長が2mm以下のものが多いそうです。種名は分かりません。