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2022年7月25日月曜日

アファニゾメノン(Aphanizomenon flos-aquae)

 アファニゾメノン(Aphanizomenon )はアオコの原因となる藍藻の一つで、いつもの公園の池でも度々大量に発生します。以前のブログにも一度 Aphanizomenon sp. として出していますが、おそらく世界中に分布すると言う Aphanizomenon flos-aquae だと思います。糸状藻の切れ端を束にしたような群体ですが、束の中でそれぞれの切れ端が長軸に沿って常にゆっくりと前後に動いているので、全体の形も徐々に変わっていきます。

こんな形の群体が浮遊しています。

重なり合った群体をカバーガラスで圧し拡げてみました。

細胞列の所々に黒っぽく見えるのは異質細胞で、窒素固定の役割を担っているそうです。

上の2・3枚目は微分干渉画像で、背景光でホワイトバランスをとっていますが、次の動画では明視野照明時のホワイトバランスでそのまま撮影しています。どちらにしても通常の明・暗視野照明で見る色とは全く違っていてどちらが正しいというものでもありませんが、いつもどうしたものかと迷ってしまいます。



(2022.06.28・明石公園の池にて採集)