5年前の冬に初めて虫仲間から教えてもらった場所に、この冬もオオキンカメムシがたくさん集まっていました。
どこにもピントが合っていないようなコンデジ写真ですが、雰囲気は分かっていただけると思います。場所は住宅地の中の、小さな空き地のような公園の片隅ですが、これだけ大きくて派手な虫が集合しているとちょっと見ごたえがあります。思わず通りがかった人を呼び止めて見せてあげたいくらいですが、今どきのことですから中には殺虫剤を撒きに戻ってくる人がいないとも限らず、黙っていた方がよいかも知れません。2026年1月6日火曜日
2026年1月4日日曜日
ウバメガシアブラムシ
久しぶりに撮影したウバメガシアブラムシです。最近は見かけないのでこの場所からはいなくなったのかと勝手に思っていたのですが、虫探しの成果がさっぱり上がらないのでちょっと気を入れてウバメガシの細枝をルーペでじっくり眺めていると、意外にたくさん見つかりました。何年も見ないうちに、その小ささを忘れてしまっていたようです。
多くのアブラムシのように集合することなくあちこちに散らばっているのですが、この日見たのは成虫ばかりでした。大きさのばらつきはほとんどなく、体長約0.6mmです。以前BABAさんのブログで、11月中旬に出産シーンを撮られていたのでここでもひょっとして、と期待したのですが、時期が遅すぎたか出産はおろか、幼虫すら1匹も見つかりませんでした。
成虫たちは、アラカシの枝につくもっと大型のイスノフシアブラムシと同様、カイガラムシのように枝に固着して移動能力はありません。6本の脚は退化して空中に跳ね上げ、腹部はなにかチョコレート色のパテで枝にくっつけたように見えます。頭部よりに黒っぽくて丸い球状のものが一対見えるのが、複眼の名残でしょうか。普通の人がまず目にとめることのない大きさですが、面白い虫です。
下の写真では、複数の個体を適当に並べています。
2025年12月31日水曜日
イチモンジカメムシ
石垣の下の吹き溜まりにキリの枯葉が積もっていて、いかにも何か隠れていそうに見えるのですが、乾いてクシャクシャになった葉を片端から拡げて回ってもほとんど何も見つかりません。それでもめげずに探し続けているとこんなものが出てきました。最初ミナミアオカメムシの体色変異だろうと思って撮影したのですが、画像をよく見るとイチモンジカメムシ Piezodorus hybneri のようです。久しぶりに見る種で、そう言えばこんなカメムシもいたんだなあ、と思い出しました。この公園では初めてかも知れません。
前胸背の赤っぽい色の横帯が目立ちますが、この部分が淡紅色から赤色なのが♂、淡緑色から白色なのが♀ということなので、これは♂でしょう。
2025年12月3日水曜日
久しぶりのクロヒョウタンカスミカメ?
クサギの葉裏に見えた小さな黒い虫。ルーペで確認するとヒョウタンカスミカメの仲間、それも長らく見ていなかったクロヒョウタンカスミカメです。
と、書いたのですが、改めてネット情報を探しているとこんな報文が見つかりました。最近になって、クロヒョウタンカスミカメ Pilophorus typicus に酷似するアリヒョウタンカスミカメ P. hyotan が形態学的に識別・記載されたというのです。両種の形態上の差はごくわずかなようで、少なくとも双方を見比べることの出来ない素人には判別は不可能でしょう。したがって前回2012年の記事の個体も今回のものもどちらの種の可能性もあると思います。
この仲間は刺激に敏感で逃げ足が速く、見つけても撮影どころかルーペで確認することも難しい場合が多いのですが、この日は気温も下がってきていたせいか、ゆっくり撮らせてくれました。
2025年11月1日土曜日
ニシキギのキバラヘリカメムシ
毎年公園内のどこかのマサキかニシキギで見られるキバラヘリカメムシですが、集まる木は年によって変わっていきます。多分実のつき具合などの違いが影響するんでしょうが、どこに現れるかなかなか予測がつきません。今年もこれまでごく散発的にしか見ていなかったのですが、一か所のニシキギで多数発生しているとの情報を虫仲間からいただきました。早速見に行けば、多数の成虫・幼虫が集まり、とても賑わっています。ごく最近にも何度か前を通っていたはずなのですが、全く気づきませんでした。
2025年10月28日火曜日
甘露をもらうキイロシリアゲアリ
アベマキの葉の裏で、ポツンと1匹だけのアブラムシに数匹のキイロシリアゲアリ Crematogaster osakensis が集まっていました。アブラムシはおそらくクヌギトゲマダラアブラムシ Tuberculatus capitatus の幼虫で、以前のブログの記事と同じ組み合わせです。アブラムシが排出する甘露をアリが受けとる瞬間を撮りたくて、しばらく粘ってみました。
甘露の球が現れるタイミングは、直前にアブラムシが少しお尻を持ち上げるので分かりやすいのですが、アリがすかさず吸い取ってしまうのでシャッターが遅れたり、ピントが外れたり、他のアリが邪魔をしたりと、なかなか思い通りには撮れませんでした。
2025年9月26日金曜日
ヘクソカズラグンバイの羽化
ヘクソカズラの葉の裏で羽化していたヘクソカズラグンバイです。たしか以前のブログにも出したはずだと思って探して見ると、11年前の記事が見つかりました。同じものを同じように撮っていて我ながら進歩がないことにがっかりしますが、好きな場面なのでまた出します。
2025年9月18日木曜日
シベリアカタアリとカイガラムシの一種
クズの葉の裏にアリが集まっていたのでルーペで確認すると、この場所に多いシベリアカタアリ Dolichoderus sibiricus で、1匹のカイガラムシの周りに群がっているのでした。カイガラムシの方は形を見るとカタカイガラムシ科ではないかと思いますが、確かではありません。見ていると時々カイガラムシのお尻から甘露の球が現れて、近くにいたアリがそれをすかさず吸い取ります。その瞬間を撮りたくてしばらく粘ってみたのですが、何度もチャンスがあったもののどうしてもタイミングが合わず、あきらめて次の虫を探しに行きました。
2025年9月16日火曜日
アザミウマを捕らえたタバコカスミカメ
タバコカスミカメ Nesidiocoris tenuis は、いわゆる生物農薬としての利用が進められていて、日本でもすでに製品化されているようです。その関係を記事を読むと主にコナジラミやアザミウマなどの微小害虫を捕食するそうなのですが、今回初めて、キリの葉の裏でアザミウマを捕らえているところを見つけました。昨年にはやはりキリの葉でヒメイトカメムシを吸汁していたのを掲載していますが、この獲物はすでに死んでいたのかも知れません。こちらの資料によると本種は捕食性と植食性の両方の性質を持っていますが、植物の種によってはそれだけで産卵・繁殖することが出来るそうで、そいういう植物としてはゴマが知られています。そこにキリも含まれるのかどうかは分かりませんが、少なくとも明石公園では他の植物上では見たことがありません。
2025年9月12日金曜日
クスグンバイと産卵痕
昨日の記事と同じように見えますが、今回はクスグンバイ Stephanitis fasciicarina です。和名通りクスノキの葉に寄生するグンバイムシですが、クスノキはどこにでもあるのに意外に多くは見かけません。産卵痕を見たのもこれが初めてです。ヒメグンバイと違って、こちらは主脈そのものではなくその両側に卵を産みこんでいました。



















































