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2022年3月15日火曜日

ホウキムシ類のアクチノトロカ幼生(Actinotrocha larva)初期?

 久しぶりに見たホウキムシのアクチノトロカ(Actinotrocha)幼生です。以前のブログで何度か(2018.01.15,2012.03.13など)出していますが、今回のもの一応それらしい形にはなっているものの、かなり小型で触手もあまり発達していないので、初期段階と思われます。





もっと発育の進んだものと同様に、胃の内容物が常にくるくる回転しています。

触手はまだ伸び始めたばかりというところですが、全身が繊毛に覆われています。

動画です。



(2022.02.15・西舞子海岸にて採集)

2020年12月21日月曜日

泳ぐ二枚貝ベリジャー幼生

 以前のブログも含めて二枚貝のベリジャー幼生 veliger larva は何度も出していますが、種が異なるのか成長段階の差もあるのか、面盤を拡げて泳ぐ姿にいろいろ違いがあって、何よりも繊毛の動きの美しさに惹かれて見つけるとつい時間を費やしてしまいます。今回は動画のみです。


(2020.11.13・西舞子海岸にて採集)

2020年11月16日月曜日

フジツボ類のノープリウス幼生

 久しぶりに近所の海岸でネットを曳いてきたら、ウジャウジャ入っていました。

フジツボの仲間の、ノープリウス nauplius 幼生です。






動画です。


(2020.11.13・西舞子海岸にて採集)

2020年6月4日木曜日

ヒトデ類のビピンナリア幼生

ヒトデの仲間のビピンナリア期幼生(bipinnaria larva)です。ほぼ無色透明で、細かな繊毛の運動以外にほとんど動きもありませんが、この姿でゆっくりと水中を進むところは見ていて飽きません。
以前のブログでも同じタイトルで2度(2012.03.142013.02.16)出しているのですが、それらは繊毛帯の突起がかなり長く伸びているのでビピンナリアの次の段階のブラキオラリア(Bipinnaria)とした方が良いのかも知れません。そのブラキオラリア期の後期の、吸盤ができ始めた状態のものもこちらに出しています。






目立つ動きもありませんが、動画です。


(2020.04.24・西舞子海岸にて採集)


2020年3月6日金曜日

巻貝のベリジャー幼生

先日の二枚貝に続いて、巻貝のベリジャー幼生です。






巻貝のベリジャー幼生は以前のブログにも何度か出しています。

(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)



2020年3月4日水曜日

二枚貝のベリジャー幼生

ネットで濾した海水をシャーレに入れて実体顕微鏡で眺めると巻貝や二枚貝のベリジャー幼生 veliger larva が泳いでいるのがよく見つかります。面盤を円形や8の字型に拡げ周囲の繊毛を運動させて泳ぐ様はそのまま眺めている分にはとても美しいのですが、それをスライドガラスに取って生物顕微鏡で撮影しようとすると動きが速すぎて追いきれなかったり、反対にすぐに動きを止めて殻の中に引っ込んでしまったりとなかなか難しいものです。今回も何度か失敗した後でようやく協力的な個体にめぐり合いました。






(2020.01.26・西舞子海岸にて採集)


2020年2月9日日曜日

ブンブク類のエキノプルテウス幼生

これはウニの仲間の、ブンブク類のエキノプルテウス echinopluteus 幼生です。
以前のブログでも一度記事にしていて、3個体の画像を掲載していますが、今回のものが最も大きく、また形も完全です。すべて同じ種かどうかは不明です。
この仲間の幼生の画像をネット上で探すと、オカメブンブク Echinocardium cordatum (Pennant, 1777) のものとされる画像がいくつか出てきて、どれも今回撮影したものによく似ています。おそらく同種か近縁種だと思うのですが、他のウニ類も含めて参照できる画像は少なく、確かなことは分かりません。







(2019.12.26・西舞子海岸にて採集)


2019年11月28日木曜日

淡水コケムシの幼生

これはコケムシ類(外肛動物門 Bryozoa)のキフォナウテス Cyphonautes 幼生だと思います。淡水コケムシの幼生を見るのはこれが初めてです。
海産のものは過去に何度か見ていますが、平べったい二枚貝のような構造をしていて、直線的な2辺を持つ扇形、または三角形に近い形をしています。ネット上で見られる画像もおおむね同様ですが、この淡水産の幼生は全体にもっと丸みを帯びた形をしています。淡水コケムシの幼生の画像はネット上にもほとんど無いようですが、ResearchGate (リサーチゲート)というサイトで Hislopia malayensis という淡水コケムシの発生と変態に関する記事が見つかりました。それに掲載されている画像の Cyphonautes 幼生が、今回撮影したものによく似ていて、近い種類ではないかと思います。






(2019.10.09・明石公園 桜堀にて採集)