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2025年6月15日日曜日

カノコガを捕えたササグモ

 あまりに普通種なのでカメラを向けることもほとんどないササグモ Oxyopes sertatus ですが、ちょうど大物を捕まえていたので撮ってみました。お腹の大きな♀です。


(2025.06.07・明石公園)


2025年5月18日日曜日

オオヒメグモに捕らえられたウロコアシナガグモ

 初夏のこの時期、広葉樹の葉の裏で、こちらのようにウロコアシナガグモの母グモが卵嚢や孵化したばかりの子グモのそばに留まっているのはよく見る光景ですが、その間はやはり捕食者に狙われやすくなるんでしょうか。この♀はアラカシの葉裏でオオヒメグモに捕まっていました。卵はまだ孵化していないように見えますが、卵嚢から出た幼虫も母グモがそばにいないと生存率に違いが出てくるかもしれません。




(2025.05.08・明石公園)

2025年5月13日火曜日

ガザミグモ♂

 脚をいっぱいに広げたガザミグモ Pistius undulatus の♂です。アベマキの葉の上に乗っていたのですが、手を近づけると葉裏に回り込んできました。異様に長い脚は第1と第2歩脚ですが、に比べて体が小さいわりにこの脚の長さはあまり変わらないようで、余計に目立ちます。アズチグモなど他のカニグモ科と同様待ち伏せ型のクモで、巣網は張りません。この長大な脚を拡げて獲物が近づくのを待っているんでしょう。第3・第4歩脚ははるかに短くて、移動にはもっぱらこの2対の脚を使います。体長は5mmほどですが、脚を拡げた差し渡しは25mmを超えています。


(2025.05.08・明石公園)


2025年4月5日土曜日

ゴミグモの一種・幼体

 キンモクセイの葉の葉柄近く、縁が丸まって少しくぼんだところに隠れていたゴミグモの仲間です。最初普通のゴミグモ Cyclosa octotuberculata だと思ったのですが、腹端の形がちょっと違うような気がしてきました。体長5mmほどで、また触肢が膨らんでいないのでおそらく♀の幼体でしょう。体を寝かせた格好で窪みに収まっていました。参考までに、同じくらいの大きさの“普通”のゴミグモの♀幼体はこちら、♂幼体はこちらにあります。





(2025.03.21・明石公園)


2025年1月18日土曜日

まだ頑張っているジョロウグモ

 トウネズミモチの枝で寒風に耐えていたジョロウグモです。毎年この時期に街なかの街路樹や公園でときどき見かける光景ですが、真冬にこんなに大きくて派手な色をしたクモが生きているのが意外に思われるのか、SNSなどでもよく登場しているようです。腹部は大きく張りがあってまだ産卵が終わっていないようにも見えますが、どうなんでしょうか。いずれにしても春が来るまで生き永らえることはないだろうと思うと、ちょっと可哀そうですね。


(2025.01.17・明石公園)


2024年5月31日金曜日

ジョロウグモの子どもたち(団居)

 トウネズミモチの、白い蕾をつけた枝の間に子グモの団居(まどい)ができていました。ジョロウグモ Trichonephila clavata だと思います。四つほどの塊に分かれていましたが、同じ一つの卵嚢から出てきた兄弟たちなのか、それぞれ別の卵嚢から生まれたものなのか分かりません。ジョロウグモは大型のクモとしてはこの公園で最も目につく種ですが、秋も遅くなってから産卵し、卵嚢を守る♀の姿が年を越しても見られることがあります。



子グモの体長は1.7mmほどです。枝に触れるとクモの子を散らしてしまうので、アップを撮るのにはちょっと苦労しました。

(2024.05.21・明石公園)


2024年5月29日水曜日

キンイロエビグモ

 アラカシの幹を歩いていたキンイロエビグモ Philodromus auricomus です。同属のキハダエビグモ P. spinitarsis と同様いつもの公園でもごく普通のクモですが、ほとんど樹幹で暮らしているキハダと違ってこちらは草の葉の上などを徘徊していることも多いようです。足が長いので大きく見えますが、体長は7mmちょっとです。




(2024.05.21・明石公園)


2024年5月24日金曜日

アリを捕らえたアオオビハエトリ

 このブログでも何度も登場しているアオオビハエトリ Siler vittatus ですが、お得意の万歳ポーズを見せてくれると撮らずにはいられません。イタドリの葉の上でアリを捕えていました。





(2024.05.18・明石公園)




2024年5月23日木曜日

獲物を捕らえたアリグモ♂

 クスノキの葉の上で、巨大な挟角を持つアリグモの♂が獲物を捕らえていました。なかなか格好の良い被写体なんですが、葉の上で忙しく向きを変えるのでなかなかシャッターチャンスをつかめません。獲物はキジラミのようです。狩りの際にはこの挟角をカマキリの前足みたいに延ばすんだろうと思いますが、そんな場面はまだ見たことがありません。




(2024.05.04・舞子墓園)



2024年5月22日水曜日

ヤハズハエトリ♀成体

 河川敷の枯れ茎の上でヤハズハエトリ Marpissa elongata の♀が獲物を捕らえていました。以前出したものに比べると頭胸部は同じくらいですが腹部ははるかにが大きく、体長も10mmほどあります。やはり前回は亜成体だったんでしょう。獲物はよく確認できませんが、クモのようです。この河川敷では♀ばかり何度か見ていますが、♂にはまだ出会えません。






(2024.05.02・神戸市西区伊川)

2024年5月8日水曜日

ネコハグモ

 ネコハグモは植物の葉の上に簡単なテント状の巣を作る小さなクモです。このあたりではあまり多い種ではない印象を持っているのですが、このところその巣を何度か見かけました。周囲を徘徊するでもなく、こんな小さな巣の中に陣取っているだけで獲物が捕れるんだろうかと思いますが、食事中の個体も多いのを見ればそれなりにやっていけるようです。

ムクノキの葉の巣。

中にいたのは♀です

獲物のユスリカはすでに吸い殻になっています。

こちらはアラカシの葉。

やはり♀です。

これはサクラの葉に巣を作っていた♀。

ツツジの花びらにも。

これは♂でした。

大きな触肢に顔が隠れています。
このクモの交接の様子はこちら。

(2024.04.23,24・明石公園)


2024年1月8日月曜日

アシブトハエトリ越冬中

 新年も2週目に入ってしまいましたが、ようやく今年最初の虫撮りに出かけてきました。
ヤツデの枯葉の襞の間で、袋状の巣を作って越冬していたアシブトハエトリ Pancorius crassipes です。気の毒ですが枯葉の先でお尻をつついて袋から出てきてもらいました。以前のブログでも同じ状況の写真を出していますが、この公園ではあまり多くないようです。国産のハエトリグモとしては最大級で、これは♀ですが、♂はまだ見たことがありません。






(2024.01.08・明石公園)

2023年12月20日水曜日

ガザミグモ♀

 茶色く枯れたエノコログサの穂の上で、脚を拡げて獲物を待つガザミグモ Pistius undulatus の♀です。


風で穂が揺れるので指で支えると、脚を引っ込めてしまいました。

♂はこちらに出しています。

(2023.12.09・明石公園)

2023年12月8日金曜日

網を張るゴミグモの幼体

 雨上がり、ゴミグモの幼体が巣網に横糸を掛けていました。
すでにかなり間隔を空けて横糸が張られていて、その間を埋めるように糸をかけていきます。新築かリフォームかよくわかりませんが、中央に立派なゴミの隠れ家があるので、後者かもしれません。






(2023.12.06・明石公園)