脚をいっぱいに広げたガザミグモ Pistius undulatus の♂です。アベマキの葉の上に乗っていたのですが、手を近づけると葉裏に回り込んできました。異様に長い脚は第1と第2歩脚ですが、♀に比べて体が小さいわりにこの脚の長さはあまり変わらないようで、余計に目立ちます。アズチグモなど他のカニグモ科と同様待ち伏せ型のクモで、巣網は張りません。この長大な脚を拡げて獲物が近づくのを待っているんでしょう。第3・第4歩脚ははるかに短くて、移動にはもっぱらこの2対の脚を使います。体長は5mmほどですが、脚を拡げた差し渡しは25mmを超えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿