2020年5月30日土曜日
2020年5月29日金曜日
2020年5月28日木曜日
2020年5月27日水曜日
シマバエ科 Steganopsis dichroa Shatalkin, 1999
翅をくの字に曲がった体に沿わせるように畳むため、生きている時は一見小型の甲虫のように見えるシマバエ科の一種です。久しぶりなので逃げられないうちに採集して深度合成撮影をしました。
これは以前のブログにシマバエ科の一種(Steganopsis sp.2)として掲載したものと同種だと思います。その記事の時点ではこの種と同属の近似種が種不明のまま仮に Steganopsis sp.1 及び sp.2 と呼ばれていたようですが、今回改めて調べてみるとお馴染みのそらさんのブログでこの sp.2 が、茨城@市毛さんからのコメントに従って Steganopsis dichroa Shatalkin, 1999 とされていることが分かりました。同じくそらさんの別の記事に掲載されていた SP.1 の方にもやはり茨城@市毛さんから Steganopsis vittipleura Shatalkin, 1998 であるとのコメントが寄せられています。
これは以前のブログにシマバエ科の一種(Steganopsis sp.2)として掲載したものと同種だと思います。その記事の時点ではこの種と同属の近似種が種不明のまま仮に Steganopsis sp.1 及び sp.2 と呼ばれていたようですが、今回改めて調べてみるとお馴染みのそらさんのブログでこの sp.2 が、茨城@市毛さんからのコメントに従って Steganopsis dichroa Shatalkin, 1999 とされていることが分かりました。同じくそらさんの別の記事に掲載されていた SP.1 の方にもやはり茨城@市毛さんから Steganopsis vittipleura Shatalkin, 1998 であるとのコメントが寄せられています。
(220.04.29・明石公園にて採集)
2020年5月26日火曜日
ヒョウタンカスミカメの一種・幼虫
生け垣のシャリンバイで、葉裏のサツマキジラミを眺めていたらこの幼虫が見つかりました。ヒョウタンカスミカメの一種だと思います。
体長は1.4mm足らずで、2齢あたりでしょうか。ここから成虫の姿を推測するのは難しいですが、この季節、別の場所のシャリンバイにホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erraticus が多数集まっているのを見ているので、この種かも知れません。
体長は1.4mm足らずで、2齢あたりでしょうか。ここから成虫の姿を推測するのは難しいですが、この季節、別の場所のシャリンバイにホソヒョウタンカスミカメ Pilophorus erraticus が多数集まっているのを見ているので、この種かも知れません。
この仲間は捕食専門かと思っていましたが、ここでは葉から樹液を吸っているようです。
(2020.05.14・明石公園)
2020年5月24日日曜日
コリケウス科 Corycaeus affinis と付着珪藻(改題)
* 2020.12.31・追記とタイトル変更 *
このカイアシ類について、匿名の方から Corycaeus affinis という種名を教えていただきました。大きなレンズ眼は水中の光の度合いを識別し、位置する水深を決定する点が示唆されているそうです。また付着珪藻は交尾抱接時に珪藻は他個体に付着し、移動するとのことです。タイトルを修正して種名を掲げておきます。
頭部にある巨大なレンズ眼が特徴のカイアシ類、コリケウス科(Corycaeidae)の一種で、メガネケンミジンコという和名が付いています。
以前のブログにも何度か出していますが(2012.03.15,2013.02.18,2015.04.05)おそらくすべて同種でしょう。体の幅よりも高さの方が大きいので、カバーガラスの下に封入すると横向きになってしまい、背面あるいは腹面から見ることが難しく、今回は側面の写真しか撮れませんでした(2015年の記事には背面観も出しています)。
付属肢や後体部についている黄色いバナナ状のものは付着珪藻です。
以前のブログにも何度か出していますが(2012.03.15,2013.02.18,2015.04.05)おそらくすべて同種でしょう。体の幅よりも高さの方が大きいので、カバーガラスの下に封入すると横向きになってしまい、背面あるいは腹面から見ることが難しく、今回は側面の写真しか撮れませんでした(2015年の記事には背面観も出しています)。
付属肢や後体部についている黄色いバナナ状のものは付着珪藻です。
この大きなレンズは一体どんな像を結ぶんでしょうか。
この大きな眼を一度正面から撮影したいと考えているのですが、良い方法が思い浮かびません。
付着している珪藻は羽状目の Pseudohimantidium pacificum という、浮遊性カイアシ類専門に寄生付着する種だと思います。
(2020.04.24・西舞子海岸にて採集)
2020年5月23日土曜日
2020年5月22日金曜日
タイワントガリキジラミ1齢幼虫
2020年5月21日木曜日
2020年5月20日水曜日
マスダアラカシタマバチ 単性世代(その3)および別種のタマバチ
アラカシの雌花の花芽に産卵するマスダアラカシタマバチ単性世代を見てから約1週間後、同じ場所ですでに花が開き子房が膨らんだ雌花に産卵している個体がいました。
この日は同じ種は他に見当たらず、この個体だけ羽化が遅れていたのかも知れません。ただ、前の記事でも参照した TAMABACHI JOHO-KAN を見るとマスダアラカシタマバチの両性世代が出現する(つまり単性世代の産卵によって作られる)虫こぶ(カシメフクレタマフシ)はアラカシの冬芽に形成されるもののようです。とすれば雌花に産卵するというのは理解に苦しみます。
この日は同じ種は他に見当たらず、この個体だけ羽化が遅れていたのかも知れません。ただ、前の記事でも参照した TAMABACHI JOHO-KAN を見るとマスダアラカシタマバチの両性世代が出現する(つまり単性世代の産卵によって作られる)虫こぶ(カシメフクレタマフシ)はアラカシの冬芽に形成されるもののようです。とすれば雌花に産卵するというのは理解に苦しみます。
時期と堅果の成長段階は異なりますが、産卵部位は9月頃にドングリに産卵するタマバチ(?Synergus itoensis アラカシミイソウロウタマバチ)と同じように見えます。
上の写真からさらに約一週間後、やはり同じアラカシの雌花に産卵している別種のタマバチを数匹見かけました。写真を見ただけでもマスダアラカシタマバチともアラカシミイソウロウタマバチとも違う種であることは確かだと思いますが、これが虫こぶ形成者なのか、それとも同居者あるいは寄生者なのか分かりません。
これも産卵部位は同じです。
枝に産卵しているものもいました。
アップで撮れなかったので同種かどうかは分かりませんが、マスダアラカシタマバチではなさそうです。
(2020.05.08/16・明石公園)
登録:
投稿 (Atom)