2026年8月8日土曜日

ヤマナメクジ

 先日ナメクジ(あるいはカタツムリ)の食痕を出したので・・・。
ヤマナメクジはこの公園でも時々見かけますが、これはこれまでに見た中でも最大級で、思わず見入ってしまいました。

アラカシの根際でとぐろを巻いていましたが、

フラッシュで目を覚ましたのか、顔を出しました。

ゆっくり幹を上りはじめます。

「角」も太いです。

この状態で体長約13cmです。
“Wikipedia”によると、ヤマナメクジMeghimatium fruhstorferi は日本原産のナメクジの1種ですが、日本中の本種を同一種と見ていいかどうかはまだ確定していないということです。

(2026.07.14・明石公園)


2026年8月7日金曜日

カネタタキの幼虫

 センダンの葉が丸まっているのをそっと開いてみると、カネタタキの幼虫が隠れていました。成虫も木の葉が重なり合ってできた隙間などに潜んでいることが多いのですが、この幼虫はクモかイモムシの空き家に入りこんでいたようです。体長は約5.6mmです。




(2026.07.30・明石公園)


2026年8月6日木曜日

カタツムリ(またはナメクジ?)の食痕

いつもの公園で、 ちょっと芸術的な模様を見つけました。

作者はカタツムリかナメクジか、この公園にはどちらもたくさんいますが、両者で食べ跡に違いがあるのかどうか知りません。




カンバスは案内板の裏です。これだけ描くのに何匹くらい、どれくらいの時間がかかっているんでしょうか。

カタツムリ(あるいはナメクジ)が食べているのは、金属の塗装面に繁茂した藻類です。

(2026.07.23・明石公園)



2026年8月5日水曜日

ミナミトゲヘリカメムシ終齢幼虫

 センダンの木にミナミトゲヘリカメムシ Paradasynus spinosus の幼虫が、という情報をいただいたので見に行きました。しばらく探してようやく見つかった1匹は、ちょっと高い枝で青い実を吸汁しています。腕を伸ばして数枚撮った後、そっと枝を引き下ろすと実から離れてしまいました。かなり大きくなっていて、終齢のようです。以前に一度、ヤツデの葉の裏で撮影した若齢幼虫はすぐには種名が分かりませんでしたが、さすがに終齢になると間違える心配はなさそうです。





成虫と同様、鋭い棘が印象的です。

(2026.07.23・明石公園)

2026年8月4日火曜日

カメムシ卵とタマゴクロバチ

 いつもの公園で樹の葉を見上げて歩いていると、葉裏に産み付けられたカメムシの卵塊を時々目にします。そしてさらに近づいてよく見るとその上に小さな寄生バチがとまっていることがあります。この夏にもそんな情景を何度か見たので下に並べてみました。
この手のカメムシ卵に寄生するハチとしてはこれまでにナガコバチコガネコバチも観察していますが、今回はすべてタマゴクロバチ(ハラビロクロバチ科)の仲間でした。どれも卵塊の上でじっとしていたり周囲を歩き回るだけで産卵する様子は見られません。おそらくこれらのハチは産卵に来た♀ではなく、すでに寄生された卵から出てくる♀を待ち受ける♂ではないかと思います。ただ、下の写真にあるように、孵化直前のカメムシ幼虫が入っている卵やハチに比べて小さすぎる卵に乗っていたり、また以前にはタマゴクロバチが乗っているカメムシ卵を持ち帰ったところその卵からナガコバチが羽化してきたということもありました。この人たちでも案外誤った行動をとることも多いのかも知れません。以前に見たタマゴクロバチの♀の羽化と交尾の様子はこちらに出しています。

ビワの葉の裏で。卵はキマダラカメムシのものでしょうか。21個のうち1個だけ、カメムシ幼虫が無事に孵化した形跡があります(卵殻の蓋を開ける際に使われる、鳥の嘴のような“破砕器”が見えます)が、周囲が帯状に黒ずんいるのはすでに内部で寄生バチが育っているようです。黄色いのは寄生を免れた卵なのかどうか、よく分かりません。

上と同じです。

この卵はクサギカメムシでしょうか。やはりすでに寄生されているように見えます。

この卵塊では、1個だけちょっと黒ずんでいるように見えますが、他の卵では孵化前のカメムシ幼虫の顔が透けて見えます。とすればこのハチは何を待っているんでしょうか。

上と同じ。

この手の卵の場合、正常にカメムシ幼虫が孵化する際には円い“蓋”を開けて出てきますが、寄生バチは卵殻を噛み破って出てきます。この卵塊ではすでに3匹の寄生バチが出てきたようで、残り卵殻の内部に黒く見えるのも羽化直前のハチでしょう。

こちらの卵はハチにたいして小さ過ぎるように見えますが・・・。

上に同じ。ハチは左の触角を失っています。

(2026.06.14~07.18・明石公園)


2026年8月2日日曜日

オビデオゾウムシ(深度合成)

 センダンの葉の、縁が細長く巻き上がっているのを何気なく広げてみると、小さなゾウムシが何匹も隠れていました。オビデオゾウムシ Orsophagus trifasciatus です。この種は10年ほど前にやはりセンダンの葉で見つけたことがあって、センダンの葉捲の中で見つかるらしいということもその時に調べていたのですが、すっかり忘れていました。いくつかの葉捲の中からたくさん出てきたものの、開いた途端逃げ回るのでその場で撮影するのはあきらめ、2、3匹採集して帰りました。
その後あらためてネット情報を探してみると、「夢の中の虫」というブログでこのゾウムシについて詳しく調べられた記事を見つけました(2023.02.09,2023.02.10)。それによるとセンダンの葉捲というのはセンダンコクロキジラミの寄生によって形成されるものだそうです。その中に入っているゾウムシはいわゆる居候ということでしょうか。このセンダンコクロキジラミはたまに見かけるのですが、大抵は他の植物上で、センダンでは一度くらいしか見たことがありません。今回見つけた葉巻もすでに古くなったもののようで、キジラミの姿はありませんでした。ただ、上記「夢の中の虫」の管理人さんはこの「葉捲って何やろか?」と疑問を呈しておられるので、今回その実物の写真を撮っておかなかったのを悔やんでいます。




ここまで3枚は同じ個体ですが、口吻が横を向いてしまいました。以下3枚は別個体です。




(2026.07.24・明石公園にて採集)


2026年7月31日金曜日

マルカメムシの幼虫

 クズにつくマルカメムシの幼虫たちです。
6月初めに探した時には体長2mm以下の若齢幼虫ばかりでしたが、約一か月後に同じ場所を訪れるとほとんどが終齢個体でした。若齢のうちはほとんど蔓というか、茎の部分で吸汁していますが、終齢幼虫は葉の方を好むようです。カメムシの仲間では、幼虫が終齢くらいになると翅が無いこと以外はかなり成虫に似てくるものですが、マルカメムシの幼虫からは一見甲虫のような成虫の姿はなかなか想像がつきません。孵化したばかりの1齢幼虫はこちらに出しています。

体長約1.2mm。

約1.3mm。

約1.6mm。

体長約5mmの終齢幼虫です。

上に同じ。

同上。

(1~3枚目/2026.06.11、4~6枚目/2026.07.14・明石公園)