カイアシ類のカラヌス目(Calanoida)の一種です。先日のコリケウスと同様、動きの止まった時を見計らってピントをずらしながら連写モードし、深度合成しました。
腹側を上に向けています。
メガネケンミジンコという和名を持つコリケウス Corycaeus の一種です。以前このブログに掲載して Corycaeus affinis という種名を教えていただいたものと同種かも知れませんが、こちらの方が後体部が太短いようです。断続的に激しく動いていましたが、その合間を縫ってピントを送りながら連写モードでスタック撮影しました。
近所の海で普通に採れる細長いカイアシ類で、オヨギソコミジンコ (Microsetella 属)の一種だと思います。多数の種があるのだろうと思いますが岩国市立ミクロ生物館監修の「日本の海産プランクトン図鑑」で紹介されている Microsetella norvegica の画像がよく似ていて、本州中南部では秋に多くなる、という点も一致するのでこの種かも知れません。
カバーガラスの下に閉じ込めるとしばらくは暴れまわっていましたが、やがて動きを止めたので明・暗視野で深度合成撮影しました。内蔵(消化管)だけは撮影中も盛んに前後に動いていましたが、画像にはあまり影響しなかったようです。