湿った落ち葉の間にいた、この長い虫はヒメミミズ科の一種だと思います。
長さは2~3mm、太さは0.15~0.2mmくらい。そのヒメミミズに混じって、はるかに小さな奴が身をくねらせていました。画面右の光っているものがそれです。
体長は0.3mmくらいで、ヒメミミズの子どもかと思いましたが、写真をよく見ると節足動物のようです。
これは別個体ですが、一対の長い尾毛が見えます。ここでようやく、ソコミジンコの仲間(Harpacticoida)らしいことに気付きました。ケンミジンコなどと同じカイアシ類ですが、この仲間には湿った土壌や落ち葉の間に生息する種がいるそうです。
ヒメミミズにくっついているものが多いのは偶然でしょうか。
よく探すと他にも沢山いました。
ピンボケですが、脚が見えています。
海水や淡水中のカイアシ類はお馴染みですが、こんな場所でお目にかかるとは予想していませんでした。しかし野外で撮影するには小さ過ぎ、いつもの虫撮りカメラではごく大雑把な外見しか捉えられません。本当は持ち帰って顕微鏡で撮影すればよかったのですが、それは次の機会に持ち越しということにしておきます。
(2019.9.20・学が丘北公園)
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