前回の記事と同じ日の朝、前夜の雨で濡れたモチノキの根方でカタツムリのペアが交尾していました。
2023年12月12日火曜日
カタツムリの交尾(ハリママイマイ)
2023年9月13日水曜日
イタチムシの一種(Polymerurus ?nodicaudus)
イタチムシの仲間(腹毛類)は池の水などを採ってきて顕微鏡で覗いていると割合普通に見つかる動物ですが、伝統的(?)にプランクトンとしては扱われていないようで、手持ちの何冊かの「プランクトン図鑑」ではほとんど取り上げられていません。唯一の例外は最近出た「プランクトンハンドブック・淡水編」で、「底生性で、意外とふつうに見られる」とあります。厳密な定義に従うと底生性ならばプランクトンではなくベントスだということになるんでしょうが、それを言えばほとんどのアメーバ類をはじめ、なじみ深い多くの生物がプランクトン図鑑から消えることになるでしょう。専門家向けのものはともかく、一般向けの「プランクトン図鑑」にはぜひこのイタチムシにもページを割いてほしいものです。
今回のイタチムシですが、たまに見かける大型の種で、ずばりイタチムシという和名の与えられた Polymerurus nodicaudus という種ではないかと思います。いつもはこちらのような小型種ばかり見ているので、こんな立派な奴に出会うとうれしくなります。
2023年8月25日金曜日
ウチワミミズ属の一種?(?Dero sp.)
池の水を底の泥や水草などと一緒に掬うとよく入ってくる、ミズミミズ(Naididae)の一種です。普段ワムシや原生動物に気をとられてこういう巨大な奴は無視していることが多いのですが、他に面白いものも見つからないので拾い上げて撮影してみました。後端部に手のひらのような鰓突起があるのでウチワミミズ属(Dero)ではないかと思っていますが、よく似たスエヒロミミズ属(Aulophorus)というのもあるそうなのでそっちの方かも知れません。
これはカバーガラスの下に厚さ0.7mmほどのスペーサーを挟んで閉じ込めたもの。空間に少し余裕があるので跳ね回るように激しく運動します。2Xの対物レンズですが、体長が15mmほどもあるのでこんなふうに円くなった瞬間を捉えないと画面に収まりません。2023年7月18日火曜日
コウガイビルの一種
朽木の上をすべるように移動するコウガイビル。扇形に広がった頭部をわずかに浮かせて、木の表面にはほとんど触れることなくその凹凸に応じて自在に形を変えながら進んでいきます。何か非常に高感度のセンサーを備えているかのような滑らかで正確な動きは見ていて飽きません。不思議な生き物です。
2022年6月27日月曜日
カタツムリの子どもたち
モチノキの幹に、小さなカタツムリがたくさんくっついていました。
2021年4月9日金曜日
クロスジコウガイビル?
コケの間を見え隠れしながら這っていた、長さ3センチばかりの小さなコウガイビルです。背中を1本の黒い線が走っているので、クロスジコウガイビルという種なのかも知れません。
2019年10月7日月曜日
ヒメミミズとソコミジンコの一種
2019年9月28日土曜日
コシタカシタラガイ
殻径は約0.9mm、殻高も同じくらいで、以前同じタイトルで掲載したものに比べると半分くらいの大きさで巻き数も少ないのですが、殻の形や表面の彫刻はよく似ていて、同種の幼貝ではないかと思います。図鑑やネットで探した限りではベッコウマイマイ科のコシタカシタラガイ Sitalina circumcincta によく一致するようですが、参照できる情報が少なく、判断がつきかねています。この日、ほぼ同じ大きさの個体を数匹見つけました。