海の珪藻で、タラシオシラ属 Thalassiosira の一種です。
この属の多くは円盤状の細胞が連結糸で一列につながった串団子状の群体を作りますが、中には多数の細胞が寒天質に包まれている種もあるようで、下の写真はそのような群体だと思います。
この属の多くは円盤状の細胞が連結糸で一列につながった串団子状の群体を作りますが、中には多数の細胞が寒天質に包まれている種もあるようで、下の写真はそのような群体だと思います。
群体は球形に近い不規則な形でしたが、写真ではカバーガラスで軽く押しつぶされています。
偏射照明にすると細胞を包む透明な寒天質がどうにか見えてきます。
寒天質は群体全体を包みこむというより、樹枝状に伸びて細胞同士をつないでいるもののように見えます。
細胞内には楕円形の葉緑体が多数。殻面の模様は全く見えません。
倍率を上げると、寒天質の他に粘液糸のようなものも見えてきます。
(2019.12.24・西舞子海岸にて採集)
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