大きな葉をつけたキリの幼木を見に行くと、予想通りヒメイトカメムシ Metacanthus pulchellus がたくさん集まっていました。成虫・幼虫ともにほとんどは裏側にいるのですが、少数は葉の上にも出ていて、粘着性の毛に捕えられて死んだり動けなくなったりした小昆虫に口吻を刺しているものが高い割合で見られます。モチツツジカスミカメと似た習性で、粘毛の上を不自由なく歩き回れるのは不思議ですが、大変臆病でカメラを近づけると立ち去ってしまうことが多く、たくさん見かけるわりに満足には撮れませんでした。
幼虫は脚や触角のだんだら模様が特徴的です。獲物は原形をとどめていませんが、小さなハエかユスリカでしょうか。
(2021.10.27・明石公園)
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