2021年12月11日土曜日

タマゴコバチの一種・♀の羽化

11月4日に幼虫が孵化しているのを見た蛾の卵塊を、同月15日に再び見に行きました。

前回から11日経ってすでに幼虫の姿はなく、大半の卵は元の形のまま残っていて、その多くは黒く変色しています。寄生バチの仕業でしょう。どんなハチが出てくるのか見てやろうと持ち帰りました。

約2週間後の11月26日の朝、羽化してきたハチが数匹、卵塊の上を歩き回っていました。タマゴコバチ科 Trichogrammatidae の一種です。さらにいくつかの卵ではちょうど顔を覗かせたところでした。

1匹出てきました。

触角が短いので♀でしょう。

あたりをうろついていた♂が近づきます。


出てくる♀の背中に乗ります。

♀は♂を背負ったまま歩きはじめました。

さらに2匹の♂がやってきて混戦状態になってしまいました。
出てきたタマゴコバチは体長が0.6~0.7mmくらいで、以前のブログに出したものにもよく似ていますが、体色が違うので別種かも知れません。

動画は同じ朝、また別の♀の羽化の様子です。


(2021.11.15/26・明石公園/自宅)

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