オフリディウム(Ophrydium sp.)の群体はこのブログでも一度出していますが、今回なかなか見事な群体を見つけたので再登場です。水に落ちた何かの花の蕊の上に成長していて、細胞が伸びている時は直径1mm以上の大きさになります。こういう厚みのある対象を観察する際はスライドとカバーガラスの間の隙間をどれくらいとるかが悩みどころですが、今回は約0.7mm厚のプラスチック板を挟んで撮影しました。群体を圧し潰さず、しかしある程度は圧縮して高倍率の対物も使えるくらいの厚みです。
オフリディウムはツリガネムシの仲間の繊毛虫です。
以上は暗視野照明、以下は微分干渉です。細胞の基部は透明のゲル状物質に覆われていますが、なんとなくもやもやしているのが見えるだけで境い目はよく分かりません。
動画です。
(2022.06.14・明石公園 桜堀にて採集)
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